7AM2第7回 公認心理師国家試験 過去問

公認心理師の職責・倫理-06 多職種連携・チーム医療・リエゾン

チーム医療において、治療効率のよい診療行為を時系列で並べた工程を作成し、それに基づいて診療や評価を行うことで、質の保証をしながら効率的に患者の診療を行う手法に該当するものを1つ選べ。

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

この問題では、チーム医療で用いられる診療工程の標準化と共有の方法が問われています。

キーワードは、「診療行為を時系列で並べた工程」「質の保証」「効率的に患者の診療を行う」です。

解説

クリニカルパスは、特定の疾患や治療について、標準的な診療内容、検査、治療、看護、リハビリテーション、退院支援などを時系列で整理した診療計画です。

医師、看護師、薬剤師、リハビリテーション職、心理職などの多職種が、患者の治療経過や支援目標を共有しやすくなります。診療の質を保ちながら、不要なばらつきを減らし、効率的な医療提供につなげる点が重要です。

公認心理師が医療領域で働く場合も、心理支援だけを独立して行うのではなく、チーム全体の治療方針や支援計画の中で役割を理解する必要があります。

多職種連携での注意点
医療領域では、個別支援とチーム全体の治療計画をつなげて考えます。クリニカルパスは、多職種が共通の見通しを持つための道具として押さえます。

選択肢の確認

1.クリニカルパス
判定:最も適切。
治療や検査、ケアなどを時系列に沿って標準化した診療計画です。質を保証しながら効率的に診療を進める手法であり、問題文の説明に合致します。

2.ブリーフィング
判定:適切とはいえない。
ブリーフィングは、業務や処置の前に関係者で目的、手順、役割、注意点を短時間で確認することです。チーム医療で重要ですが、診療行為を時系列で並べた工程表そのものではありません。

3.メディエーション
判定:適切とはいえない。
メディエーションは、対立や紛争が生じた際に、第三者が当事者間の対話や調整を支援する方法です。診療工程を標準化して進める手法ではありません。

4.パーソンアプローチ
判定:適切とはいえない。
パーソンアプローチは、問題の原因を個人の注意不足や行動に焦点化して捉える考え方などで用いられます。診療行為を時系列で整理するチーム医療の手法ではありません。

5.スタンダードプリコーション
判定:適切とはいえない。
スタンダードプリコーションは、すべての患者に対して標準的に行う感染予防策です。感染対策では重要ですが、治療工程を時系列で並べた診療計画ではありません。

覚えるポイント

  • クリニカルパスは、標準的な診療工程を時系列で示すものです。
  • チーム医療では、職種間で目標、役割、情報を共有することが重要です。
  • 公認心理師は、チームの治療計画の中で心理的支援の位置づけを理解します。

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