7PM147|第7回 公認心理師国家試験 過去問
[7PM147] 35 歳の女性A、会社員。半年前に経験者採用で入社した。先月に実施されたストレスチェックの結果、高ストレス者に該当するか否かを判断する補足的な面接を公認心理師Bが行った。Aのストレスプロフィールは次のとおりであった。「心理的な仕事の負担(質)」、「心理的な仕事の負担(量)」、「職場環境によるストレス」は低い。「技能の活用度」、「仕事の適性度」、「働きがい」が低い。ストレス反応は「活気」が低く、「不安感」が強い。「上司からのサポート」、「同僚からのサポート」、「家族や友人からのサポート」が高い。 BのAへの面接で確認すべき事項として、優先度の高いものを 1 つ選べ。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、ストレスチェックのプロフィールから、面接で優先して確認すべき内容を判断することが問われています。
事例のキーワードは、「技能の活用度」「仕事の適性度」「働きがい」が低く、「活気」が低く、「不安感」が強いことです。
解説
Aは半年前に経験者採用で入社しています。ストレスプロフィールでは、仕事の負担の質や量、職場環境によるストレスは低く、上司、同僚、家族や友人からのサポートは高いとされています。
つまり、長時間労働、作業環境、人間関係、家庭内サポートの不足が中心問題として示されているわけではありません。
一方で、「技能の活用度」「仕事の適性度」「働きがい」が低く、活気も低く、不安感が強いことが示されています。これは、経験者採用で入社したAが、自分の能力を活かせていない、仕事が合っていない、今後のキャリアに不安がある、と感じている可能性を示しています。
したがって、公認心理師Bが面接で優先的に確認すべきなのは、キャリアに関する悩みの有無です。
産業・労働領域のポイント
ストレスチェックの面接では、数値を機械的に見るのではなく、仕事の負担、裁量、適性、働きがい、サポート、ストレス反応を組み合わせて、本人の状況を確認します。
選択肢の確認
1.長時間労働の有無
判定:優先度は低い。
心理的な仕事の負担の量は低いとされています。長時間労働の確認自体は必要な場合がありますが、本プロフィールから最も優先される確認事項ではありません。
2.家庭生活における葛藤の有無
判定:優先度は低い。
家族や友人からのサポートは高いとされています。家庭生活の葛藤が主なストレス要因として示されているわけではありません。
3.キャリアに関する悩みの有無
判定:最も適切。
技能の活用度、仕事の適性度、働きがいが低く、活気の低下と不安感がみられます。経験者採用で入社したAが、仕事の適性や今後のキャリアに悩んでいる可能性が高く、優先して確認すべき内容です。
4.職場の作業環境の問題の有無
判定:優先度は低い。
職場環境によるストレスは低いとされています。作業環境の問題を確認することは場合により有用ですが、プロフィール上の中心的課題ではありません。
5.同僚との人間関係における問題の有無
判定:優先度は低い。
同僚からのサポートは高いとされています。人間関係の問題が中心であるとは読み取りにくく、優先して確認すべき内容としてはキャリアに関する悩みが適切です。
覚えるポイント
- ストレスチェックでは、負担、適性、働きがい、サポート、ストレス反応を総合して読み取ります。
- 「技能の活用度」「仕事の適性度」「働きがい」が低い場合は、キャリア上の悩みを確認します。
- サポートが高い場合、人間関係の問題を中心と決めつけないことが大切です。