7AM42第7回 公認心理師国家試験 過去問

公認心理師の職責・倫理-10 領域横断の倫理的連携:緩和・産業・児童・危機

C. Saunders が提唱したトータル・ペインの4つの側面に含まれないものを1つ選べ。

解答・解説を見る

正解: 5

正答

5

この問題のポイント

この問題では、C. Saunders が提唱したトータル・ペインの4側面が問われています。

「含まれないもの」を選ぶ問題なので、正答はトータル・ペインの4側面に含まれない選択肢です。

解説

トータル・ペインは、終末期医療や緩和ケアで重要な概念です。C. Saunders は、患者の苦痛を身体症状だけでなく、心理的、社会的、霊的な側面を含む全人的な苦痛として捉えました。

トータル・ペインの4側面は、一般に次のように整理されます。

  • 身体的苦痛
  • 精神的苦痛
  • 社会的苦痛
  • 霊的苦痛

がんや終末期の支援では、痛みや呼吸困難などの身体症状だけでなく、不安、抑うつ、家族関係、経済的問題、人生の意味や死への問いなどを含めて理解する必要があります。

**共感的〈empathic〉**は、支援者に求められる態度として重要ですが、トータル・ペインの4側面そのものには含まれません。

緩和ケアでのポイント
トータル・ペインは、身体・精神・社会・霊的苦痛を統合的に捉える概念です。公認心理師は、心理的苦痛だけでなく、家族、医療、生活、スピリチュアルな問いも含めて支援を考えます。

選択肢の確認

1.霊的〈spiritual〉
判定:含まれる。
霊的苦痛は、人生の意味、死への不安、罪責感、希望の喪失などに関わる苦痛です。トータル・ペインの重要な側面です。

2.精神的〈mental〉
判定:含まれる。
精神的苦痛は、不安、抑うつ、恐怖、怒り、孤独感などの心理的・精神的苦痛を指します。トータル・ペインの側面に含まれます。

3.社会的〈societal〉
判定:含まれる。
社会的苦痛は、家族関係、職業、経済的問題、社会的役割の喪失などに関わる苦痛です。トータル・ペインの側面に含まれます。

4.身体的〈physical〉
判定:含まれる。
身体的苦痛は、痛み、倦怠感、呼吸困難、吐き気などの身体症状による苦痛です。トータル・ペインの側面に含まれます。

5.共感的〈empathic〉
判定:正答。含まれない。
共感的であることは、支援者の態度として非常に重要です。しかし、トータル・ペインの4側面は、身体的、精神的、社会的、霊的苦痛であり、共感的〈empathic〉は含まれません。

覚えるポイント

  • トータル・ペインは、身体的、精神的、社会的、霊的苦痛です。
  • C. Saunders は、近代ホスピス運動や緩和ケアの重要人物です。
  • 共感は支援態度として重要ですが、トータル・ペインの4側面ではありません。

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