7AM41|第7回 公認心理師国家試験 過去問
刑事施設における性犯罪再犯防止指導の内容として、誤っているものを1つ選べ。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、刑事施設における性犯罪再犯防止指導の基本的な考え方が問われています。
「誤っているもの」を選ぶ問題なので、正答は記述内容として誤っている選択肢です。
解説
刑事施設における性犯罪再犯防止指導は、性犯罪に至る認知、感情、行動パターンを見直し、再犯リスクを低減することを目的とします。
基礎となる考え方には、認知行動療法が含まれます。自分の問題行動につながる考え方、被害者への認識の歪み、リスク場面、対処行動などを整理し、再犯を防ぐためのスキルを身につけることが重視されます。
また、再犯リスクの程度や対象者の特性に応じて、指導の内容や強度を調整することが重要です。すべての対象者に、再犯リスクの高低を問わず同一プログラムを受講させるという考え方は不適切です。
司法・犯罪領域のポイント
再犯防止では、リスクアセスメントに基づいて、対象者のリスク、ニーズ、反応性に応じた介入を考えます。画一的な処遇ではなく、リスクに応じた指導が重要です。
選択肢の確認
1.認知行動療法を基礎としている。
判定:記述としては正しい。
性犯罪再犯防止指導では、認知の歪み、リスク場面、行動パターン、対処スキルなどを扱うため、認知行動療法を基礎とする考え方が用いられます。
2.グループワークを中心としている。
判定:記述としては正しい。
刑事施設における性犯罪再犯防止指導では、グループワークを通して、自分の考え方や行動を振り返り、他者の意見を手がかりに再犯防止について学ぶ形式が中心となります。
3.プログラムの効果検証が行われている。
判定:記述としては正しい。
再犯防止プログラムでは、実施後の再犯率や対象者の変化などを検討し、効果検証を行うことが重要です。刑事政策や心理的介入では、実証的な検証が求められます。
4.対象者の再犯リスクの高低を問わず、同一プログラムを受講させる。
判定:正答。記述としては誤り。
再犯防止指導では、対象者の再犯リスクやニーズに応じて、指導内容や強度を調整することが重要です。リスクの高低を問わず同一プログラムを受講させるという記述は不適切です。
5.対象者が社会復帰する前には、メンテナンスプログラムを受講させる。
判定:記述としては正しい。
社会復帰前には、学んだ内容を維持し、再犯リスク場面への対処を再確認するメンテナンスプログラムが重要です。出所後の生活を見据えた再発防止の視点が含まれます。
覚えるポイント
- 性犯罪再犯防止指導は、認知行動療法を基礎とします。
- 再犯リスクに応じて、介入の強度や内容を調整します。
- 「全員に同一プログラム」は、リスクアセスメントに基づく処遇の考え方と合いません。