8AM67|第8回 公認心理師国家試験 過去問
医療・保健領域-07 リハビリテーション・ADL/IADL・高齢者医療
72 歳の女性A、大腿骨頸部骨折のため1か月前から入院中。Aは、入院するまで夫Bと二人暮らしをしていた。また、趣味のテニスや山歩きをBと楽しむなど、活発な毎日を過ごしていた。手術後、Aは、担当医に、「リハビリをして、また夫と一緒に出かけたい」と話した。入院中、熱心にリハビリテーションを受け、現在は屋外も杖歩行が可能となり、退院できる状態にまで回復した。担当医が退院の話をすると、「退院後の生活が不安なので、もう少しよくなってから自宅に戻りたい」とAとBは話した。 ``` 退院時のカンファレンスにおいて、AとBの希望に沿って選ぶべき施設として、最も適切なものを1つ選べ。
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正解: 4
## 正答
4
## この問題のポイント
この問題では、急性期治療後に在宅復帰を目指す高齢者に適した施設として、**介護老人保健施設**を選べるかが問われています。
事例のキーワードは、「手術後」「退院できる状態」「もう少しよくなってから自宅に戻りたい」「リハビリテーション」「在宅復帰」です。
## 解説
**介護老人保健施設(老人保健施設)**は、病状が安定した要介護者に対して、リハビリテーション、看護、介護、日常生活支援を提供し、在宅復帰を目指す施設です。
Aは大腿骨頸部骨折で入院し、手術後にリハビリテーションを受けています。現在は屋外も杖歩行が可能で、医学的には退院できる状態まで回復しています。しかし、Aと夫Bは、退院後の生活に不安があり、もう少しよくなってから自宅に戻りたいと希望しています。
このように、急性期病院から自宅へすぐ戻ることに不安があり、在宅復帰に向けてリハビリを継続したい場合には、介護老人保健施設が最も適切です。
> 医療・福祉領域のポイント
> 老健は、病院と自宅の間に位置する在宅復帰支援の施設として理解します。特養は長期生活施設、介護医療院は長期療養と医療ニーズが高い人が中心です。
## 選択肢の確認
1.介護医療院
判定:適切とはいえない。
介護医療院は、長期的な医療と介護を必要とする人のための施設です。Aは退院可能な状態で、在宅復帰に向けたリハビリ継続が主な希望であるため、介護老人保健施設が適切です。
2.ケアハウス
判定:適切とはいえない。
ケアハウスは、家庭での生活が難しい高齢者が比較的自立した生活を送るための軽費老人ホームです。退院後のリハビリを集中的に行い在宅復帰を目指す施設としては老健が適切です。
3.老人短期入所施設
判定:適切とはいえない。
老人短期入所施設は、短期入所生活介護、いわゆるショートステイに関係します。家族の介護負担軽減などに用いられますが、本事例の在宅復帰に向けたリハビリ継続の場としては介護老人保健施設が適切です。
4.介護老人保健施設(老人保健施設)
判定:最も適切。
病状が安定した人に対してリハビリテーションや介護を提供し、在宅復帰を目指す施設です。退院後すぐの自宅生活に不安があり、もう少しリハビリしてから戻りたいAとBの希望に合います。
5.介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)
判定:適切とはいえない。
介護老人福祉施設、いわゆる特別養護老人ホームは、常時介護を必要とし、在宅生活が困難な人が長期的に生活する施設です。Aは在宅復帰を目指しており、老健が適切です。
## 覚えるポイント
* **介護老人保健施設**は、リハビリを行い在宅復帰を目指す施設です。
* 特別養護老人ホームは、長期生活の場としての性格が強い施設です。
* 介護医療院は、長期的な医療と介護のニーズが高い人に対応します。