8AM66|第8回 公認心理師国家試験 過去問
教育領域-06 スクールカウンセリング・教育相談
18 歳の男子A、高校生。卒業間近である。高校入学後に父が病に倒れ、闘病の末、1年前に他界した。進路を決める時期になっても、勉学にも就職活動にも身が入らない様子のAを心配した担任教師は、スクールカウンセラーBを紹介した。Aは、Bとの面接の中で気持ちの整理を進め、学業にも取り組めるようになり、卒業に必要な単位を全て取得できる見込みとなった。将来にも前向きな姿勢を見せ、直近の面接では、就職を希望していると語ったが、在学中に十分な就職活動ができず、卒業後に行う就職活動が不安であるという。 ``` こうした状況を鑑み、BがAに利用を勧める社会的資源として、最も適切なものを1つ選べ。
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正解: 4
## 正答
4
## この問題のポイント
この問題では、卒業後の就職活動に不安を抱える若者に対して、どの社会的資源を勧めるのが適切かが問われています。
事例のキーワードは、「18歳」「卒業間近」「就職を希望」「在学中に十分な就職活動ができなかった」「卒業後の就職活動が不安」です。
## 解説
**地域若者サポートステーション**は、働くことに悩みを抱える若者に対して、職業的自立に向けた相談支援、就労準備、コミュニケーション支援、職場体験などを行う支援機関です。
Aは、父の闘病と死別を経験し、進路決定の時期に勉学や就職活動に身が入らない状態がありました。しかし、スクールカウンセラーBとの面接で気持ちの整理を進め、学業にも取り組めるようになり、卒業単位も取得できる見込みとなっています。現在は就職を希望しており、卒業後の就職活動への不安を訴えています。
この状況では、障害者雇用に特化した支援や復職支援ではなく、若者の職業的自立を支える地域若者サポートステーションが最も適切です。
> 産業・教育領域のポイント
> 若者の就労支援では、年齢、障害の有無、就職前か復職か、生活困窮や司法関係の課題があるかを確認して社会資源を選びます。
## 選択肢の確認
1.ジョブコーチ
判定:適切とはいえない。
ジョブコーチは、障害のある人が職場に適応できるよう、本人と職場の双方を支援する職場適応援助者です。Aには障害者雇用上の職場適応支援が必要な状況は示されていません。
2.就労移行支援事業所
判定:適切とはいえない。
就労移行支援事業所は、障害のある人に対して一般就労に向けた訓練や支援を行う障害福祉サービスです。Aには障害福祉サービスの利用が必要な情報は示されていません。
3.地域生活定着支援センター
判定:適切とはいえない。
地域生活定着支援センターは、高齢又は障害により福祉的支援を必要とする矯正施設退所者等の地域生活への定着を支援する機関です。Aの状況とは合いません。
4.地域若者サポートステーション
判定:最も適切。
地域若者サポートステーションは、働くことに悩む若者に対して、職業的自立に向けた相談や就労支援を行います。卒業後の就職活動に不安を抱えるAに勧める社会資源として適切です。
5.リワークプログラムに取り組んでいる医療機関
判定:適切とはいえない。
リワークプログラムは、主に休職者の職場復帰支援に用いられます。Aは就職前の高校生であり、復職支援の段階ではありません。
## 覚えるポイント
* **地域若者サポートステーション**は、働くことに悩む若者の職業的自立を支援します。
* ジョブコーチや就労移行支援は、障害者雇用や障害福祉サービスと関連します。
* リワークは、休職者の職場復帰支援です。