R07A86令和7年度 准看護師試験 過去問

食生活と栄養生活習慣病と栄養指導糖尿病の食事療法

開腹手術後の縫合不全のリスク要因となるのはどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

この問題では、開腹手術後の縫合不全のリスク要因が問われています。

縫合不全とは、手術で縫合した部位がうまく癒合せず、内容物の漏れや炎症を起こす状態です。創傷治癒を妨げる要因を理解することが大切です。

解説

糖尿病では、高血糖により白血球機能が低下し、感染を起こしやすくなります。また、血流障害や創傷治癒遅延が起こりやすいため、術後の縫合不全や創感染のリスクが高くなります。

開腹手術後は、発熱、腹痛の増強、腹膜刺激症状、ドレーン排液の性状変化、創部の発赤や腫脹、血糖値、バイタルサインを観察します。縫合不全が疑われる場合は、速やかな報告が必要です。

喫煙も創傷治癒に影響するため禁煙指導は重要ですが、この問題で縫合不全のリスク要因として最も適切に問われているのは糖尿病です。高たんぱく血症は創傷治癒不良の代表的要因ではなく、むしろ低栄養や低たんぱく血症が問題になります。

准看護師としての観察ポイント
術後は、体温、脈拍、血圧、腹痛、腹部膨満、創部状態、ドレーン排液、血糖コントロールを観察します。急な腹痛増強、発熱、排液の混濁や便臭、血圧低下があれば速やかに報告します。

選択肢の確認

1.喫煙
誤り。
喫煙は創傷治癒を妨げる要因になるため禁煙は重要です。しかし、開腹手術後の縫合不全のリスク要因として、この問題で最も適切なのは糖尿病です。

2.高たんぱく血症
誤り。
創傷治癒不良では、低栄養や低たんぱく血症が問題になります。高たんぱく血症は、縫合不全の代表的なリスク要因ではありません。

3.抗菌薬の長期投与
誤り。
抗菌薬の長期投与は耐性菌や菌交代現象などの問題につながることがありますが、縫合不全の代表的なリスク要因として最も適切ではありません。

4.糖尿病
適切である。
糖尿病では、高血糖により感染を起こしやすく、創傷治癒が遅れやすくなります。そのため、開腹手術後の縫合不全のリスク要因になります。

覚えるポイント

  • 糖尿病では、高血糖により感染と創傷治癒遅延が起こりやすい。
  • 縫合不全では、発熱、腹痛増強、腹部膨満、ドレーン排液の変化に注意する。
  • 創傷治癒には、血流、栄養、感染予防、血糖管理が関係する。
  • 低栄養や低たんぱく血症は創傷治癒不良の要因となる。
  • 術後の異常は早期発見と速やかな報告が重要である。

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