R07A85令和7年度 准看護師試験 過去問

成人看護内分泌・代謝・腎看護内分泌・代謝疾患患者の看護

A さん(25 歳、男性)。生ガキを食べた後、嘔吐が止まらず入院となり感染性腸炎と診断された。看護について、適切なのはどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

この問題では、感染性腸炎の看護と感染予防が問われています。

生ガキを食べた後の嘔吐や下痢では、ノロウイルスなどによる感染性胃腸炎を考えます。感染性腸炎では、便や吐物を介した接触感染を防ぐことが重要です。

解説

感染性腸炎では、嘔吐物や便に病原体が含まれることがあります。そのため、患者が使用するトイレを限定し、環境汚染を広げないようにします。排泄後の手洗い、便座やドアノブなどの清掃、手袋やエプロンの使用も大切です。

嘔吐が続く患者では、脱水に注意します。口渇、尿量減少、皮膚や口腔粘膜の乾燥、頻脈、血圧低下、意識状態を観察します。水分摂取は、状態に応じて少量ずつ行います。冷たい飲料は胃腸を刺激し、嘔吐や腹痛を悪化させることがあります。

マスクは飛沫感染対策として有用な場面がありますが、感染性腸炎では便や吐物への接触対策が中心です。

感染予防のポイント
感染性腸炎では、標準予防策に加えて接触予防策を意識します。吐物や便を処理するときは手袋、エプロンを使用し、処理後は石けんと流水で手洗いを行います。

選択肢の確認

1.腹痛増強時は冷罨法を行う。
誤り。
腹痛が増強している場合は、原因や状態の悪化を観察し、看護師や医師に報告することが重要です。冷罨法を一律に行う対応は適切ではありません。

2.冷たい飲料をすすめる。
誤り。
冷たい飲料は胃腸を刺激し、嘔吐や腹痛を悪化させることがあります。水分摂取は、状態に応じて常温に近いものを少量ずつ摂取するなど、無理のない方法を考えます。

3.使用するトイレを限定する。
適切である。
感染性腸炎では、便や吐物を介して感染が広がることがあります。使用するトイレを限定することで、病原体による環境汚染や接触感染を防ぎやすくなります。

4.マスクを着用してもらう。
誤り。
感染性腸炎では、主な対策は便や吐物を介した接触感染の予防です。マスクだけでは感染拡大防止として不十分であり、トイレの限定、手洗い、環境清掃が重要です。

覚えるポイント

  • 感染性腸炎では、便や吐物を介した接触感染に注意する。
  • 使用するトイレを限定し、環境汚染を広げない。
  • 吐物や便の処理では、手袋、エプロン、石けんと流水での手洗いが重要である。
  • 嘔吐が続く場合は、脱水症状を観察する。
  • 尿量減少、血圧低下、頻脈、意識状態の変化は報告が必要である。

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