R07A59令和7年度 准看護師試験 過去問

基礎看護技術食事・栄養援助食事介助・嚥下観察

経鼻栄養チューブの挿入について、適切なのはどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

この問題では、経鼻栄養チューブ挿入時の援助が問われています。

経鼻栄養チューブは、鼻から胃へ挿入して栄養剤や薬剤を投与するために用いられます。誤挿入、気道迷入、粘膜損傷、誤嚥を防ぐことが重要です。

解説

経鼻栄養チューブ挿入時は、患者の状態に応じて座位またはファーラー位など、上半身を起こした体位をとることが多いです。仰臥位では気道へ入りやすく、誤嚥リスクも高まります。

チューブが咽頭まで進んだら、患者に嚥下してもらい、その嚥下運動に合わせてチューブを進めます。嚥下によって食道へ入りやすくなります。

頸部を後屈させると、気道へ入りやすくなることがあります。咽頭部を通過した後は、頸部を軽く前屈してもらうことで食道へ進みやすくなります。

経鼻栄養チューブ挿入は、体内の無菌部位に直接入れる操作ではないため、無菌操作ではなく清潔操作で行います。ただし、手指衛生と物品の清潔保持は重要です。

安全管理上のポイント
挿入中に激しい咳、チアノーゼ、呼吸困難、声が出しにくい、顔色不良がみられた場合は、気道迷入を疑い、すぐに中止して報告します。

准看護師としての観察ポイント
挿入後は、チューブの固定、鼻腔粘膜の発赤、疼痛、嘔気、腹部膨満、呼吸状態を観察します。栄養注入前には、指示された方法でチューブ位置確認が行われているか確認します。

選択肢の確認

1.体位は仰臥位にする。
誤り。
経鼻栄養チューブ挿入時は、座位やファーラー位など上半身を起こした体位が適しています。仰臥位は気道迷入や誤嚥のリスクが高くなります。

2.頸部は後屈させる。
誤り。
頸部後屈では気道に入りやすくなることがあります。咽頭通過後は軽く前屈し、嚥下運動に合わせて進めます。

3.無菌操作で行う。
誤り。
経鼻栄養チューブ挿入は無菌操作ではなく、清潔操作で行います。ただし、手指衛生と物品の清潔保持は必要です。

4.嚥下運動に合わせてチューブを進める。
適切である。
チューブが咽頭まで進んだら、嚥下運動に合わせて進めます。食道へ入りやすくなり、気道迷入の予防につながります。

覚えるポイント

  • 経鼻栄養チューブ挿入時は上半身を起こす。
  • チューブは嚥下運動に合わせて進める。
  • 咳、チアノーゼ、呼吸困難があれば気道迷入を疑う。
  • 挿入は清潔操作で行う。
  • 栄養注入前にはチューブ位置確認が重要である。

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