R05B72|令和5年度 准看護師試験 過去問
基礎看護技術食事・栄養援助食事介助・嚥下観察
嚥下困難のある患者の看護について、適切なのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、嚥下困難患者の誤嚥予防と安全管理が問われています。
嚥下困難がある患者では、食物や唾液が気道へ入り、誤嚥性肺炎や窒息につながる危険があります。
解説
嚥下困難のある患者では、食事中や口腔ケア中に誤嚥する可能性があります。そのため、誤嚥時に備えて吸引器を準備しておくことが適切です。
食事時は、頸部後屈位ではなく、座位で顎を軽く引いた姿勢が基本です。頸部を後屈すると気道が開きやすくなり、食物が気管へ入りやすくなります。
食塊を咽頭に送ることができないのは、口腔期の障害です。咽頭期の障害では、嚥下反射の遅れ、喉頭挙上不良、誤嚥などが問題になります。
嚥下困難があると、水分摂取量が減ったり、むせを避けて飲水を控えたりするため、脱水の危険があります。
准看護師としての観察ポイント
むせ、咳、湿性嗄声、食事時間の延長、食べこぼし、発熱、痰の増加、SpO2低下を観察します。誤嚥が疑われる場合は速やかに報告します。
選択肢の確認
1.頸部後屈位をとるとよい。
誤り。
頸部後屈位は誤嚥の危険を高めます。嚥下困難がある場合は、座位で顎を軽く引いた姿勢が基本です。
2.食塊を咽頭に送ることができないのは咽頭期の障害である。
誤り。
食塊を咽頭に送ることができないのは口腔期の障害です。咽頭期では嚥下反射や喉頭挙上などが問題になります。
3.脱水になる危険性はない。
誤り。
嚥下困難があると水分摂取が不足しやすく、脱水の危険があります。
4.誤嚥時に備えて吸引器を準備しておく。
適切である。
誤嚥や窒息に備え、吸引器を準備して安全に食事援助を行います。
覚えるポイント
- 嚥下困難では吸引器を準備する。
- 食事時は座位で顎を軽く引く。
- 頸部後屈位は誤嚥リスクを高める。
- 食塊を咽頭へ送れないのは口腔期障害である。
- 嚥下困難では脱水と誤嚥性肺炎に注意する。