R05B71|令和5年度 准看護師試験 過去問
呼吸困難のある患者の看護について、適切なのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、呼吸困難患者の酸素療法とCO2ナルコーシスが問われています。
呼吸困難のある患者では、呼吸状態、酸素化、体位、食事、排便を総合的に支援します。
解説
慢性呼吸不全、特にCOPDなどで二酸化炭素がたまりやすい患者では、高濃度酸素投与により呼吸刺激が低下し、CO2がさらに蓄積することがあります。これをCO2ナルコーシスといい、意識障害、傾眠、頭痛、呼吸抑制などに注意します。
酸素療法は医師の指示に従い、流量を自己判断で変更しないことが重要です。
呼吸困難がある患者では、満腹になるほど食べると横隔膜が上がり、呼吸がしにくくなることがあります。少量ずつ、食べやすい形で摂取する工夫が必要です。
便が固いと排便時に強くいきむ必要があり、呼吸困難や心負荷を増やすことがあります。便秘を予防し、排便しやすい状態に整えます。
仰臥位では呼吸が苦しくなることがあります。上半身を起こしたファーラー位や起坐位が楽な場合があります。
報告が必要なサイン
SpO2低下、呼吸数増加、チアノーゼ、意識レベル低下、傾眠、強い頭痛、呼吸音の変化、努力呼吸がある場合は速やかに報告します。
選択肢の確認
1.酸素療法中は CO2 ナルコーシスに注意する。
適切である。
慢性呼吸不全などでは、酸素療法中にCO2ナルコーシスが起こることがあり、意識状態や呼吸状態を観察します。
2.満腹感が得られるように食事を摂取する。
誤り。
満腹になると横隔膜が上がり、呼吸が苦しくなることがあります。少量ずつ摂取するなどの工夫が必要です。
3.固めの便になるように排便コントロールをする。
誤り。
固い便は排便時のいきみを強め、呼吸困難や心負荷につながります。便秘を予防し、排便しやすくします。
4.仰臥位で安静を促す。
誤り。
仰臥位では呼吸困難が強くなることがあります。上半身を起こした体位が適する場合があります。
覚えるポイント
- 酸素療法中はCO2ナルコーシスに注意する。
- 酸素流量は医師の指示に従う。
- 呼吸困難時はファーラー位や起坐位を考える。
- 食事は少量ずつ、呼吸が楽な姿勢で行う。
- 便秘や強いいきみを予防する。