R05B78|令和5年度 准看護師試験 過去問
胸腔ドレナージを受ける患者の看護について、適切なのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、胸腔ドレナージ中の観察項目が問われています。
胸腔ドレナージでは、排液量・性状、呼吸性移動、エアリーク、ドレーンの屈曲・閉塞・抜去を観察します。
解説
胸腔ドレナージは、胸腔内にたまった空気、血液、膿、胸水などを外へ排出し、肺の再膨張を助ける処置です。肺に空気を送り込む処置ではありません。
胸腔ドレナージ中は、エアリークの有無を確認します。エアリークとは、胸腔内や接続部などから空気が漏れている状態を示す所見です。水封室に持続的な気泡がみられる場合などに注意します。
排液バッグは逆流を防ぐため、胸腔ドレーン挿入部位より低い位置に保ちます。高い位置に置くと排液が逆流する危険があります。
呼吸性移動は、呼吸に伴って水封室の水面が上下する動きです。通常みられることがあり、ただちに閉塞を疑う所見ではありません。呼吸性移動が消失した場合は、肺の再膨張、ドレーン閉塞、屈曲などを確認します。
安全管理上のポイント
胸腔ドレーンは絶対に自己判断でクランプしません。急な呼吸困難、胸痛、SpO2低下、排液急増、皮下気腫、接続外れがあれば速やかに報告します。
選択肢の確認
1.肺に空気を送り込むための処置であると説明する。
誤り。
胸腔ドレナージは胸腔内の空気や液体を外へ排出する処置です。肺に空気を送り込む処置ではありません。
2.排液バッグは胸腔ドレーン挿入部位より高い位置に置く。
誤り。
排液バッグは逆流を防ぐため、挿入部位より低い位置に置きます。
3.エアリークの有無を確認する。
適切である。
胸腔ドレナージ中は、水封室の気泡などからエアリークの有無を確認します。
4.呼吸性移動がみられた場合はドレーン内の閉塞を疑う。
誤り。
呼吸性移動は呼吸に伴う水面の動きであり、みられることがあります。閉塞では呼吸性移動の消失などに注意します。
覚えるポイント
- 胸腔ドレナージは胸腔内の空気や液体を排出する。
- 排液バッグは挿入部位より低く保つ。
- エアリークの有無を確認する。
- 呼吸性移動は水封室で観察する。
- 呼吸困難、胸痛、SpO2低下、排液急増は報告する。