R05B73令和5年度 准看護師試験 過去問

成人看護症状別成人看護急変・苦痛症状・周術期の看護

下痢のある患者の看護について、適切なのはどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

この問題では、下痢のある患者への皮膚ケアと観察が問われています。

下痢では、脱水、電解質異常、肛門周囲の皮膚トラブル、感染性下痢の可能性に注意します。

解説

下痢が続くと、便が肛門周囲の皮膚を刺激し、発赤、びらん、疼痛、かゆみを起こしやすくなります。そのため、排便後は肛門周囲の清潔を保つことが適切です。強くこすらず、やさしく洗浄・清拭し、必要に応じて皮膚保護を行います。

過敏性腸症候群は、ストレスや腸の過敏性などが関係する機能性疾患であり、院内感染を起こす感染症ではありません。

腹部マッサージは腸蠕動を促すため、下痢を悪化させる可能性があります。

食物繊維の多い食品は便通改善に役立つ場合がありますが、下痢が強いときは腸への刺激になることがあります。消化のよい食事や水分・電解質補給を考えます。

准看護師としての観察ポイント
便の回数、量、性状、血液や粘液の有無、腹痛、発熱、尿量、口渇、皮膚乾燥、肛門周囲の発赤を観察します。脱水や血便がある場合は報告します。

選択肢の確認

1.過敏性腸症候群は院内感染に注意する。
誤り。
過敏性腸症候群は感染症ではありません。院内感染対策が中心となる疾患ではありません。

2.腹部マッサージを行う。
誤り。
腹部マッサージは腸蠕動を促し、下痢を悪化させる可能性があります。下痢時には適切ではありません。

3.食物繊維の多い食品の摂取をすすめる。
誤り。
下痢があるときは、食物繊維の多い食品が腸を刺激する場合があります。状態に応じて消化のよい食事を考えます。

4.肛門周囲の清潔を保つ。
適切である。
下痢便は皮膚刺激が強く、肛門周囲の発赤やびらんを起こしやすいため、清潔を保つことが重要です。

覚えるポイント

  • 下痢では肛門周囲の清潔を保つ。
  • 下痢では脱水と電解質異常に注意する。
  • 下痢時の腹部マッサージは適切ではない。
  • 下痢が強いときは消化のよい食事を考える。
  • 便性状、発熱、血便、尿量を観察する。

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