R05B106|令和5年度 准看護師試験 過去問
舌がんとその手術後の看護について、適切なのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、舌がんの特徴と術後看護が問われています。
舌は、発語、咀嚼、食塊形成、嚥下に関わる重要な器官です。手術後は、食べること、飲み込むこと、話すことへの影響に注意します。
解説
舌がんの多くは、口腔粘膜から発生する扁平上皮がんです。腺がんがほとんどという説明は適切ではありません。
舌がんでは、頸部リンパ節への転移が重要です。進行すれば遠隔転移を起こすこともありますが、看護で特に押さえるべき基本は、口腔内病変、頸部リンパ節、術後の機能障害です。
手術療法では、切除範囲によって舌の運動が制限され、摂食・嚥下機能の低下が起こることがあります。食事形態、むせ、湿性嗄声、食事時間、体重減少、誤嚥性肺炎に注意します。
また、舌は構音にも関係するため、術後は発語が困難になることがあります。手術直後から発語が可能であると一律に説明するのは適切ではありません。筆談、文字盤、スマートフォンなど、代替コミュニケーション手段を準備します。
准看護師としての観察ポイント
術後は、気道閉塞、出血、創部腫脹、疼痛、嚥下状態、発語、唾液の貯留、発熱、口腔内の清潔状態を観察します。呼吸困難や出血があれば速やかに報告します。
選択肢の確認
1.舌がんのほとんどは腺がんである。
誤り。
舌がんの多くは扁平上皮がんです。腺がんがほとんどではありません。
2.肺や肝臓に血行性に転移する。
誤り。
進行がんでは遠隔転移を起こすこともありますが、舌がんでは頸部リンパ節転移が重要です。この選択肢は舌がんの基本的特徴として最も適切ではありません。
3.手術療法では摂食・嚥下機能の低下に注意する。
適切である。
舌は咀嚼、食塊形成、嚥下に関わるため、手術後は摂食・嚥下機能の低下に注意します。
4.手術直後から発語は可能である。
誤り。
手術範囲や術後の腫脹、疼痛により発語が困難になることがあります。代替コミュニケーション手段を準備します。
覚えるポイント
- 舌がんの多くは扁平上皮がんである。
- 舌がんでは頸部リンパ節転移に注意する。
- 術後は摂食・嚥下機能の低下に注意する。
- 発語困難に備えて筆談などを準備する。
- 術後は気道閉塞、出血、誤嚥を観察する。