R05B105|令和5年度 准看護師試験 過去問
疾病の成り立ちと回復の促進感染症・免疫呼吸器感染症
口腔ケアについて、適切なのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、口腔ケアの目的と実施時の姿勢が問われています。
口腔ケアは、口腔内を清潔にするだけでなく、誤嚥性肺炎、う蝕、歯周病、口臭、口腔乾燥の予防にもつながります。
解説
口腔内には多くの細菌が存在します。嚥下機能が低下している患者では、唾液や食物残渣とともに細菌を誤嚥し、誤嚥性肺炎を起こすことがあります。
そのため、口腔ケアは誤嚥性肺炎の予防になるという説明が適切です。特に高齢者、寝たきりの患者、嚥下障害のある患者、意識障害のある患者では重要です。
座位が可能な場合は、頭部を後屈させるのではなく、やや前屈または顎を引いた姿勢にします。後屈すると水分や汚れが咽頭へ流れ込み、誤嚥しやすくなります。
義歯を使用している場合でも、口腔ケアは必要です。義歯の清掃に加え、歯肉、舌、頬粘膜、口蓋の清潔も保ちます。
バス法は、歯ブラシを歯と歯肉の境目に45度程度で当て、小刻みに動かす方法です。直角に当てる方法ではありません。
感染予防のポイント
口腔ケア時は、むせ、咳、湿性嗄声、呼吸状態、口腔内出血、義歯の不適合を観察します。必要時は吸引を準備します。
選択肢の確認
1.誤嚥性肺炎の予防になる。
適切である。
口腔内細菌を減らすことで、誤嚥性肺炎の予防につながります。
2.座位が可能な場合は頭部を 30 度後屈させる。
誤り。
頭部後屈は誤嚥の危険を高めます。座位で顎を引く姿勢や前屈気味の姿勢が適しています。
3.義歯の場合は口腔ケアは必要ない。
誤り。
義歯でも口腔ケアは必要です。義歯、歯肉、舌、頬粘膜を清潔にします。
4.バス法は歯ブラシを直角に当てて左右に数 mm 程度動かす。
誤り。
バス法では歯ブラシを歯と歯肉の境目に45度程度で当て、小刻みに動かします。
覚えるポイント
- 口腔ケアは誤嚥性肺炎予防になる。
- 口腔ケア時は頭部後屈を避ける。
- 義歯でも口腔内の清潔保持は必要である。
- バス法は歯と歯肉の境目に45度程度で当てる。
- むせや湿性嗄声がある場合は誤嚥に注意する。