40PM101第40回 管理栄養士国家試験 過去問

栄養教育論第40回午後・問98〜110

K 町健康増進課の管理栄養士である。K 町では、過疎化により食料品店の閉店が続き、買い物が困難な高齢者が増えている。このため、コミュニティオーガニゼーションの過程に沿った食環境づくりに取り組むことになった。最初に行うこととして、最も適切なのはどれか。1つ選べ。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

コミュニティオーガニゼーション(住民組織化)の過程で「最初に行うこと」を選ぶ事例問題です。

解説

コミュニティオーガニゼーションとは、地域住民が自分たちの力で地域の課題に気づき、組織的に解決していく過程を支援する方法です。

その出発点は、行政が答えを与えることではなく、住民自身が集まり、ニーズや課題への気づきを得ることです。課題を共有した後に、目標設定、計画づくり、関係者間の調整、実施、周知・評価へと進みます。

買い物困難という課題に対しても、まず当事者である高齢者と食料品店経営者などの関係者が集まって話し合い、課題を共有することが最初の一歩になります。

選択肢の確認

1.K 町の広報誌で、高齢者にとって食料品が入手しやすくなる取組について周知する。
適切でない。取組の周知は、取組の内容が決まった後に行うものであり、最初に行うことではありません。

2.K 町の高齢者と食料品店経営者などの関係者が集まり、ニーズや課題への気づきを得る機会を設ける。
最も適切。コミュニティオーガニゼーションでは、当事者・関係者が課題に気づき共有することが出発点です。住民主体の活動につながる最初のステップです。

3.K 町の食育推進計画に、買い物困難な高齢者の減少を目標として盛り込む。
適切でない。行政計画への目標の位置づけは、課題の共有・把握の後に行うものです。住民の気づきより先に行政が目標を決めるのは、住民主体の過程に沿いません。

4.食料品の移動販売実施について、高齢者を含む関係者間で調整を行う。
適切でない。移動販売という具体策の調整は、課題の共有と解決策の検討を経た後の段階です。最初から解決策を決めて進めるものではありません。

覚えるポイント

  • コミュニティオーガニゼーションの出発点は、住民自身の課題への気づきと共有
  • 流れ:気づき・課題共有 → 目標設定・計画 → 調整・実施 → 周知・評価
  • 「最初に行うこと」を問う事例では、具体策の実施・周知・計画化より前の「住民が集まる場づくり」を選ぶ

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