38PM131|第38回 管理栄養士国家試験 過去問
臨床栄養学第38回午後・問111〜136
甲状腺疾患の病態と栄養管理に関する記述である。 最も適当なのはどれか。1 つ選べ。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
甲状腺疾患(バセドウ病・橋本病)の病態と栄養管理に関する正しい記述を選ぶ問題です。
解説
バセドウ病は甲状腺機能亢進症で、甲状腺ホルモンが高値、代謝亢進のためエネルギーは多めに必要です。橋本病(慢性甲状腺炎)は機能低下を起こし、代謝低下により総コレステロールは上昇、粘液水腫による浮腫がみられます。TSH受容体抗体陽性はバセドウ病の特徴です。
選択肢の確認
1.バセドウ病では、血中甲状腺ホルモン値が低値である。
記述としては誤り。バセドウ病は機能亢進で甲状腺ホルモンは高値です。
2.バセドウ病では、エネルギーは15~20 kcal/kg 標準体重/日とする。
記述としては誤り。代謝が亢進するのでエネルギーはむしろ多めに必要です。
3.橋本病では、血中総コレステロール値が低下する。
記述としては誤り。機能低下で代謝が落ち、総コレステロールは上昇します。
4.橋本病では、浮腫を認める。
最も適当。機能低下による粘液水腫で浮腫がみられます。
5.橋本病では、TSH 受容体抗体陽性となる。
記述としては誤り。TSH受容体抗体陽性はバセドウ病の特徴です(橋本病は抗TPO抗体など)。
覚えるポイント
- バセドウ病=機能亢進、ホルモン高値、エネルギー多め、TSH受容体抗体陽性。
- 橋本病=機能低下、総コレステロール上昇、浮腫(粘液水腫)。
- 抗体の種類で疾患を見分ける。