38PM133|第38回 管理栄養士国家試験 過去問
臨床栄養学第38回午後・問111〜136
72 歳、男性。COPD の外来患者。独居。体重41 kg、BMI 16.0 kg/m²。間接熱量計による安静時エネルギー消費量1,050 kcal/日。外来栄養食事指導を行うこととなり、1 日の栄養摂取量を評価したところ、エネルギー1,350 kcal、たんぱく質45 g であった。食事は毎食コンビニエンスストアで購入している。この男性に、補食として1 品追加購入するよう指導した。補食の例として、最も適当なのはどれか。1 つ選べ。
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
COPD・低体重(BMI 16.0)の高齢男性に、少量で効率よくエネルギーを補える補食を選ぶ問題です。
解説
COPDでは呼吸筋の消耗によりエネルギー消費が増え、低栄養になりやすいです。安静時エネルギー消費量1050 kcalに対し摂取1350 kcalではエネルギーが不足しています。補食は少量で高エネルギー・高脂質のものが適します。カスタードシュークリームは脂質・糖質が多くエネルギー効率がよい補食です。
選択肢の確認
1.即席春雨スープ(1 個、調理後約200 g)
適当でない。低エネルギーで、補食としてのエネルギー補給効果が小さいです。
2.フライドポテト(100 g 入り)
適当でない。エネルギーはありますが、COPDでは腹部膨満で横隔膜を圧迫しやすい量にも配慮が要り、シュークリームより効率面で劣ります。
3.カスタードシュークリーム(1 個100 g)
最も適当。少量で脂質・糖質が多く、効率よくエネルギーを補給できます。
4.レモンシャーベット(1 個200 g)
適当でない。脂質が少なくエネルギー密度が低いです。
5.ところてん(1 個150 g)
適当でない。ほとんどエネルギーがなく、補食に向きません。
覚えるポイント
- COPDはエネルギー消費増で低栄養になりやすい。
- 補食は少量高エネルギー・高脂質のものを選ぶ。
- 低エネルギー食品(ところてん・シャーベット)は補食に不向き。