38AM28|第38回 管理栄養士国家試験 過去問
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち第38回午前・問17〜42
循環器疾患に関する記述である。最も適当なのはどれか。1 つ選べ。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
高血圧の原因・狭心症の分類・心筋梗塞の検査値・動脈硬化・脚気心など、循環器疾患の知識を問う問題です。
解説
急性心筋梗塞は冠状動脈がつまり心筋が壊死する病気です。壊れた心筋細胞から酵素が血液中に漏れ出るため、クレアチンキナーゼ(CK)、AST、LDH、トロポニンなどの値が上昇します。
ひっかけ注意: 褐色細胞腫のように原因がはっきりしている高血圧は「二次性高血圧」です。原因不明の高血圧が「本態性高血圧」で、全体の大多数を占めます。
選択肢の確認
1.褐色細胞腫は、本態性高血圧の原因となる。
誤り。褐色細胞腫はカテコールアミンを過剰に分泌して高血圧を起こしますが、これは原因の明らかな二次性高血圧です。
2.新規発症した狭心症は、安定狭心症である。
誤り。新規発症した狭心症は不安定狭心症に分類され、急性心筋梗塞へ移行する危険があります。
3.急性心筋梗塞では、血中クレアチンキナーゼ(CK)値が上昇する。
最も適当。壊死した心筋からCKが逸脱し、血中CK値が上昇します。診断の指標になります。
4.下肢の閉塞性動脈硬化症は、肺塞栓のリスク因子である。
誤り。肺塞栓の主な原因は下肢の深部静脈血栓症です。閉塞性動脈硬化症は動脈の病気で、直接の肺塞栓のリスク因子ではありません。
5.脚気心は、ビタミンB6 欠乏で起こる。
誤り。脚気心はビタミンB1(チアミン)欠乏で起こる心不全です。B6欠乏ではありません。
覚えるポイント
- 急性心筋梗塞ではCK・トロポニン・AST・LDHが上昇。
- 原因不明が本態性高血圧、褐色細胞腫などは二次性高血圧。
- 新規発症・悪化する狭心症は不安定狭心症。脚気心はビタミンB1欠乏。