38AM34|第38回 管理栄養士国家試験 過去問
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち第38回午前・問17〜42
呼吸器疾患に関する記述である。最も適当なのはどれか。1 つ選べ。
解答・解説を見る
正解: 1
正答
1
この問題のポイント
COPD・気管支喘息・間質性肺炎など、呼吸器疾患の特徴と治療を問う問題です。
解説
COPD(慢性閉塞性肺疾患)は主に喫煙が原因で気道が狭くなり、息を吐きにくくなる病気です。息を吐くときに気道がつぶれるのを防ぐため、口をすぼめてゆっくり吐く「口すぼめ呼吸」が自然にみられます。
選択肢の確認
1.COPD では、呼気時に口すぼめ呼吸がみられる。
最も適当。気道の虚脱を防ぎ、効率よく息を吐くために口すぼめ呼吸がみられます。
2.重度に進行したCOPD では、呼吸性アルカローシスがみられる。
誤り。重度のCOPDでは二酸化炭素がたまるため、呼吸性アシドーシスがみられます。
3.アトピー型の気管支喘息は、成人以降に発症することが多い。
誤り。アトピー型はアレルギーが関与し、小児期に発症することが多いタイプです。成人発症に多いのは非アトピー型です。
4.気管支喘息の治療には、β遮断薬を用いる。
誤り。β遮断薬、特に非選択的β遮断薬は気管支を収縮させ、喘息を悪化させるおそれがあるため、喘息治療薬としては用いません。喘息治療には吸入ステロイド薬を基本とし、必要に応じてβ2刺激薬などを用います。
5.間質性肺炎では、閉塞性障害がみられる。
誤り。間質性肺炎では肺が硬くなり広がりにくくなるため、拘束性障害がみられます。閉塞性ではありません。
覚えるポイント
- COPDでは口すぼめ呼吸がみられ、重度では呼吸性アシドーシスとなる。
- アトピー型喘息は小児に多い。β遮断薬は喘息治療薬ではなく、特に非選択的β遮断薬は増悪に注意する。
- 間質性肺炎は拘束性障害。