38AM36|第38回 管理栄養士国家試験 過去問
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち第38回午前・問17〜42
運動器疾患に関する記述である。最も適当なのはどれか。1 つ選べ。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
原発性骨粗鬆症の診断・骨軟化症・変形性関節症・サルコペニア・ロコモティブシンドロームなど、運動器疾患を問う問題です。
解説
ロコモティブシンドロームは運動器の衰えで移動機能が低下した状態です。判定には歩幅を測る「2ステップテスト」や、立ち上がり能力をみる「立ち上がりテスト」、質問票の「ロコモ25」が用いられます。
選択肢の確認
1.原発性骨粗鬆症は、脆弱性骨折がない場合には、骨密度が若年成人平均値(YAM)の80%以下で診断される。
誤り。脆弱性骨折がない場合、骨密度がYAMの70%以下で骨粗鬆症と診断されます。80%以下ではありません。
2.骨軟化症では、血清カルシウム値は基準範囲内である。
誤り。骨軟化症では、ビタミンD作用の不足などによってカルシウム吸収が低下し、血清カルシウム値は低値または低値傾向となります。副甲状腺ホルモンの代償作用で基準範囲に保たれる例もありますが、「基準範囲内である」と一律にはいえません。
3.変形性関節症の早期治療は、手術療法を基本とする。
誤り。変形性関節症の早期治療は運動療法や体重管理、薬物療法などの保存療法が基本です。手術は進行例に検討されます。
4.栄養不良に伴うサルコペニアは、一次性サルコペニアである。
誤り。加齢のみが原因のものが一次性で、栄養不良や疾患・活動低下が原因のものは二次性サルコペニアです。
5.ロコモティブシンドロームの判定には、「2 ステップテスト」が用いられる。
最も適当。2ステップテストは大股2歩の長さを身長で割って移動機能を評価する方法で、ロコモの判定に用いられます。
覚えるポイント
- ロコモの判定には2ステップテスト・立ち上がりテスト・ロコモ25を用いる。
- 骨粗鬆症は骨折がなければ骨密度YAM70%以下で診断。
- 栄養不良によるサルコペニアは二次性。変形性関節症の早期は保存療法。