38AM27|第38回 管理栄養士国家試験 過去問
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち第38回午前・問17〜42
循環器系の構造と機能に関する記述である。最も適当なのはどれか。1 つ選べ。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
心臓の弁・冠状動脈・心電図・心拍出量・ホルモンなど、循環器系の構造と機能の基本を問う問題です。
解説
心臓には4つの弁があります。左心房と左心室の間にある僧帽弁は2枚の弁尖(にそう弁)からなり、それ以外の弁(三尖弁・大動脈弁・肺動脈弁)は3枚です。
ひっかけ注意: 冠状動脈は「左右2本」が大動脈起始部から分枝します(左冠状動脈がさらに前下行枝と回旋枝に分かれる)。3本ではありません。
選択肢の確認
1.僧帽弁は、2 枚の弁尖からなる。
正しい。僧帽弁は2枚の弁尖からなる二尖弁で、左心房と左心室の間にあります。
2.3 本の冠状動脈が、大動脈から分枝する。
誤り。冠状動脈は左右2本が大動脈から分枝します。
3.心電図のP 波は、心室の興奮を示す。
誤り。P波は心房の興奮(脱分極)を示します。心室の興奮はQRS波です。
4.安静時の心拍出量は、成人で約20 L/分である。
誤り。安静時の心拍出量は成人で約5 L/分です。20 L/分は激しい運動時に近い値です。
5.ANP(心房性ナトリウム利尿ペプチド)は、血管を収縮させる。
誤り。ANPは血管を拡張させ、ナトリウムと水の排泄を促して血圧を下げます。
覚えるポイント
- 僧帽弁は2枚、その他の弁は3枚の弁尖。
- 冠状動脈は左右2本、安静時心拍出量は約5 L/分。
- P波は心房の興奮、QRS波は心室の興奮。ANPは血管拡張・利尿で降圧。