37PM148|第37回 管理栄養士国家試験 過去問
公衆栄養アセスメントに用いる情報と、その出典の組合せである。 最も適当なのはどれか。1 つ選べ。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
公衆栄養アセスメントに用いる統計情報と、その出典(調査名)の正しい組合せを問う問題です。
解説
公衆栄養活動では、地域の健康・栄養課題を把握するために既存の統計資料を活用します。各調査が「何を」「誰を対象に」調べているかをセットで覚えることが得点の鍵です。
主な調査の要点は次のとおりです。
・国勢調査:人口・世帯の静態(人口静態統計)。出生や死亡は含まない。
・人口動態統計:出生、死亡、婚姻、離婚、死産。出生率はここから。
・学校保健統計調査:児童生徒の身長・体重などの発育状態と健康状態。
・食中毒統計調査:食中毒の事件数・患者数。
・家計調査:世帯の収入・支出(食料費を含む)。
・国民生活基礎調査:世帯の状況、健康(健診受診状況など)、所得、介護など。
・患者調査:医療機関を利用する患者の傷病状況。
ひっかけ注意:「出生率=国勢調査」は定番の誤り。出生・死亡などの「動き」は人口動態統計です。
選択肢の確認
1.出生率 ── 国勢調査
最も適当とはいえない。出生率は人口動態統計から得られます。国勢調査は人口や世帯の静態を把握する調査です。
2.児童の発育状況 ── 学校保健統計調査
最も適当である。学校保健統計調査では、児童生徒の身長・体重などの発育状態と、疾病・異常の被患率などの健康状態を把握します。
3.食中毒の患者数 ── 感染症発生動向調査
最も適当とはいえない。食中毒の患者数は食中毒統計調査で把握します。感染症発生動向調査は、感染症法に基づく感染症の発生状況の調査です。
4.世帯の食料費 ── 国民生活基礎調査
最も適当とはいえない。世帯の食料費は家計調査で把握します。国民生活基礎調査は世帯の健康・所得・介護などの状況を調べます。
5.健康診断受診の状況 ── 患者調査
最も適当とはいえない。健康診断(健診)の受診状況は国民生活基礎調査で把握します。患者調査は医療機関を受診した患者の傷病状況の調査です。
覚えるポイント
- 出生率・死亡率は人口動態統計、人口・世帯数は国勢調査
- 児童の発育・健康状態は学校保健統計調査
- 食料費は家計調査、健診受診状況は国民生活基礎調査、食中毒は食中毒統計調査