36AM36|第36回 管理栄養士国家試験 過去問
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち第36回午前・問17〜42
運動器系に関する記述である。最も適当なのはどれか。1 つ選べ。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
骨代謝に関わる細胞、骨形成・骨吸収マーカー、骨密度のYAMを対応させます。
解説
YAMは、若年成人の骨密度の平均値を100%として、測定した骨密度がその何%に当たるかを示す指標です。わが国の原発性骨粗鬆症の診断では、脆弱性骨折の有無とともにYAMに対する骨密度の割合を用います。
骨芽細胞はコラーゲンなどの骨基質をつくり、破骨細胞は骨を吸収します。骨型アルカリフォスファターゼ(BAP)は骨芽細胞の活動を反映する骨形成マーカーです。デオキシピリジノリンは骨コラーゲンの分解に伴って尿中へ排泄される骨吸収マーカーです。
選択肢の確認
1.骨軟化症は、ビタミンA の欠乏で生じる。
誤り。成人の骨軟化症は、主にビタミンD欠乏やビタミンD代謝障害などによって骨の石灰化が障害されて生じます。
2.骨基質は、破骨細胞によって産生される。
誤り。骨基質を産生するのは骨芽細胞です。破骨細胞は骨吸収を行います。
3.骨型アルカリフォスファターゼ(BAP)は、骨吸収マーカーである。
誤り。BAPは骨芽細胞に由来する骨形成マーカーです。
4.尿中デオキシピリジノリンは、骨形成マーカーである。
誤り。尿中デオキシピリジノリンは骨コラーゲンの分解を反映する骨吸収マーカーです。
5.YAM(若年成人平均値)は、骨粗鬆症の診断に用いられる。
正しい。YAMに対する骨密度の割合は、骨粗鬆症の診断に用いられます。
覚えるポイント
- 骨芽細胞は骨形成、破骨細胞は骨吸収を担います。
- BAPは骨形成マーカー、尿中デオキシピリジノリンは骨吸収マーカーです。
- YAMに対する骨密度の割合は、骨粗鬆症の診断に使われます。