36AM40|第36回 管理栄養士国家試験 過去問
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち第36回午前・問17〜42
免疫に関する記述である。最も適当なのはどれか。1 つ選べ。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
自然免疫による非特異的防御と、各免疫グロブリンが担う特異的防御を区別します。
解説
消化管粘膜は、上皮細胞の密着結合、粘液、胃酸、消化酵素、抗菌物質、腸内細菌叢などによって病原体の侵入を防ぎます。これらは病原体の種類を特定せずに働く非特異的防御機構に含まれます。
免疫グロブリンは抗原を特異的に認識する獲得免疫の抗体です。IgAは唾液、涙、母乳、消化管分泌液などの粘膜面で働き、IgEはⅠ型アレルギーに関与します。胎盤を通過できるのはIgGで、血漿中に最も多い免疫グロブリンもIgGです。
選択肢の確認
1.消化管粘膜には、非特異的防御機構が認められる。
正しい。消化管粘膜は、粘液や上皮バリアなどの非特異的防御機構を備えています。
2.IgG による免疫は、非特異的防御機構である。
誤り。IgGは特定の抗原を認識する抗体であり、獲得免疫による特異的防御機構です。
3.IgA は、Ⅰ型アレルギーに関与する。
誤り。Ⅰ型アレルギーに中心的に関与するのはIgEです。IgAは主に粘膜免疫を担います。
4.IgM は、胎盤を通過する。
誤り。胎盤を通過して母体から胎児へ移行する免疫グロブリンはIgGです。分子量の大きいIgMは通過しません。
5.血漿中に最も多く存在する抗体は、IgE である。
誤り。血漿中に最も多く存在する免疫グロブリンはIgGです。IgEはごく少量です。
覚えるポイント
- 消化管粘膜には、上皮や粘液などの非特異的防御があります。
- IgGは血漿中に最も多く、胎盤を通過します。
- IgAは粘膜免疫、IgEはⅠ型アレルギーに関与します。