36AM42|第36回 管理栄養士国家試験 過去問
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち第36回午前・問17〜42
感染症に関する記述である。最も適当なのはどれか。1 つ選べ。
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
日和見感染、潜伏期、PCR法、垂直感染、薬剤耐性の定義を正確に区別します。
解説
PCR法は、検体中にある特定のDNA領域を繰り返し増幅し、その有無を調べる方法です。DNAを遺伝物質にもつ病原体では、その病原体に特有のDNAを検出できます。RNAウイルスの場合は、RNAをDNAへ逆転写してから増幅するRT-PCR法を用います。
日和見感染は、免疫機能が低下したときに、通常は病原性の弱い微生物などによって発症する感染です。潜伏期は感染してから症状が現れるまで、垂直感染は母体から子への感染です。耐性菌は、抗菌薬に対する感受性が低下し、薬が効きにくくなった細菌です。
選択肢の確認
1.日和見感染とは、感染しても発症しないことである。
誤り。感染しても発症しない状態は不顕性感染です。日和見感染は、宿主の抵抗力が低下したときに起こりやすい感染です。
2.潜伏期とは、発症してから治癒するまでの期間である。
誤り。潜伏期は病原体に感染してから症状が現れるまでの期間です。
3.ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)法は、病原体由来のDNA を検出する。
正しい。PCR法は、病原体に特有のDNA配列を増幅して検出できます。
4.垂直感染とは、病原体が輸血によって伝播する感染様式である。
誤り。垂直感染は、胎内、分娩時、授乳などを通じて母体から子へ病原体が伝わる感染です。輸血による感染は水平感染です。
5.耐性菌とは、薬物に対して感受性をもつ細菌である。
誤り。耐性菌は抗菌薬に対する感受性が低く、その薬が効きにくい、または効かない細菌です。
覚えるポイント
- 日和見感染と不顕性感染を区別します。
- 潜伏期は感染から発症まで、垂直感染は母体から子への感染です。
- PCR法はDNAを増幅し、RNAは逆転写後に増幅します。