36AM17|第36回 管理栄養士国家試験 過去問
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち第36回午前・問17〜42
ヒトの細胞に関する記述である。最も適当なのはどれか。1 つ選べ。
解答・解説を見る
正解: 2
正答
2
この問題のポイント
筋細胞、脂肪細胞、肥満細胞、形質細胞、マクロファージの特徴と由来を整理します。
解説
脂肪細胞は単なるエネルギー貯蔵細胞ではなく、アディポカインとよばれる生理活性物質を分泌します。レプチンはその一つで、主に視床下部へ作用して食欲を抑え、エネルギー消費を高める方向に働きます。
平滑筋は自分の意思で動かせない不随意筋です。肥満細胞は表面にIgEを結合し、抗原刺激によってヒスタミンなどを放出します。抗体を産生する形質細胞はB細胞から分化し、組織のマクロファージは主に血中の単球に由来します。
選択肢の確認
1.平滑筋細胞は、随意筋を構成する。
誤り。平滑筋は消化管や血管壁などを構成する不随意筋で、自分の意思では動かせません。
2.脂肪細胞は、レプチンを分泌する。
正しい。脂肪細胞は、摂食抑制などに関わるレプチンを分泌します。
3.肥満細胞は、IgE を産生する。
誤り。IgEを産生するのはB細胞から分化した形質細胞です。肥満細胞はIgEを細胞表面に結合し、刺激を受けるとヒスタミンなどを放出します。
4.形質細胞は、T 細胞から分化する。
誤り。形質細胞はT細胞ではなくB細胞から分化し、抗体を産生します。
5.マクロファージは、好中球から分化する。
誤り。組織のマクロファージは、主に血液中の単球が組織へ移行して分化したものです。
覚えるポイント
- 脂肪細胞はレプチンを分泌します。
- IgEなどの抗体を産生する形質細胞はB細胞由来です。
- 平滑筋は不随意筋、マクロファージは主に単球由来です。