36AM23|第36回 管理栄養士国家試験 過去問
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち第36回午前・問17〜42
炎症と腫瘍に関する記述である。最も適当なのはどれか。1 つ選べ。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
炎症の徴候と経過、肉芽腫、がん腫・肉腫、悪性腫瘍の増殖様式を区別します。
解説
炎症の五徴は、発赤、熱感、腫脹、疼痛、機能障害です。「肥大」は細胞の大きさが増して臓器などが大きくなる変化で、炎症の徴候ではありません。炎症が長期化すると、線維芽細胞によるコラーゲン産生が進み、線維化が目立つことがあります。
肉芽腫は、マクロファージなどが集まってできる慢性炎症性病変で、腫瘍ではありません。上皮組織由来の悪性腫瘍をがん腫、骨・筋・結合組織など非上皮性組織由来の悪性腫瘍を肉腫といいます。悪性腫瘍は周囲の組織へ入り込むように浸潤性に増殖し、転移することがあります。
選択肢の確認
1.肥大は、炎症の徴候に含まれる。
誤り。炎症の徴候に含まれるのは腫脹であり、肥大ではありません。
2.線維化は、炎症の慢性期より急性期で著しい。
誤り。線維化は、炎症が長く続く慢性期や組織修復の過程で著しくなります。
3.肉芽腫は、良性腫瘍である。
誤り。肉芽腫は良性腫瘍ではなく、マクロファージなどからなる慢性炎症性病変です。
4.肉腫は、上皮性腫瘍である。
誤り。肉腫は非上皮性組織に由来する悪性腫瘍です。上皮性の悪性腫瘍はがん腫です。
5.悪性腫瘍は、浸潤性に増殖する。
正しい。悪性腫瘍は周囲組織との境界を越えて浸潤性に増殖します。
覚えるポイント
- 炎症の五徴は、発赤・熱感・腫脹・疼痛・機能障害です。
- 肉芽腫は慢性炎症性病変で、良性腫瘍ではありません。
- がん腫は上皮性、肉腫は非上皮性の悪性腫瘍で、悪性腫瘍は浸潤性に増殖します。