78PM98第78回 診療放射線技師国家試験 過去問

放射線安全管理学関係法規医療法

医療法上の装置等の種類とそれに該当するものの組合せで誤っているのはどれ か。

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正解: 5

正答

5.診療用高エネルギー放射線発生装置 RALS

問題のポイント

医療法では、放射線を発生する装置や、放射性同位元素を用いる装置・器具が分類されています。

この問題では、それぞれの分類名と具体例の組合せが正しいかを判断します。

なぜ5が誤りか

RALSは、Remote After Loading Systemの略で、遠隔操作式後装填治療装置のことです。

RALSでは、密封小線源を遠隔操作で患者近く、または体腔内のアプリケータ内へ送り込み、治療後に線源を回収します。
つまり、放射線を「発生」させる装置ではなく、密封された放射性線源を用いる小線源治療装置です。

一方、診療用高エネルギー放射線発生装置は、リニアックなどのように、高エネルギーX線や電子線を発生させる装置を指します。

したがって、RALSを診療用高エネルギー放射線発生装置とする組合せは誤りです。

他の選択肢との区別

1.エックス線装置 X線CT装置
正しい組合せです。
X線CT装置はX線を用いて断層画像を作る装置なので、エックス線装置に該当します。

2.診療用放射性同位元素 SPECT用放射性医薬品
正しい組合せです。
SPECTでは、体内に投与した放射性医薬品から放出されるγ線を検出して画像化します。
このような非密封の放射性医薬品は、診療用放射性同位元素として扱われます。

3.診療用放射線照射器具 125Iシード
正しい組合せです。
125Iシードは密封小線源であり、前立腺がんの永久挿入治療などに用いられます。
このような小線源は、診療用放射線照射器具に該当します。

4.診療用粒子線照射装置 陽子線照射装置
正しい組合せです。
陽子線治療装置は、陽子を加速して治療に用いる粒子線治療装置です。
したがって、診療用粒子線照射装置に該当します。

5.診療用高エネルギー放射線発生装置 RALS
誤りです。
RALSは密封小線源を遠隔操作で用いる装置であり、高エネルギー放射線を発生させる装置ではありません。

覚えるポイント

医療法上の分類は、次のように具体例とセットで覚えると整理しやすいです。

  • エックス線装置:一般撮影装置、透視装置、X線CT装置
  • 診療用放射性同位元素:SPECT用放射性医薬品などの非密封RI
  • 診療用放射線照射器具:125Iシードなどの密封小線源
  • 診療用粒子線照射装置:陽子線、重粒子線の治療装置
  • 診療用高エネルギー放射線発生装置:リニアックなど

本問では、RALSは高エネルギー放射線発生装置ではないため、誤っている組合せは5です。

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