77AM42|第77回 診療放射線技師国家試験 過去問
診療放射線技師による情報の取扱いで正しいのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、診療放射線技師が取り扱う患者情報・医療情報の守秘義務が問われています。
正しいのは、守秘義務は診療放射線技師でなくなった後も続くという記述です。
医療従事者は、業務上知り得た患者の秘密を正当な理由なく漏らしてはいけません。
この義務は、退職後や資格を離れた後も継続します。
解説
診療放射線技師は、検査や治療の過程で多くの個人情報を扱います。
たとえば、次のような情報です。
- 氏名、生年月日、住所などの患者基本情報
- 病名、症状、既往歴
- 検査画像
- 検査目的や検査結果
- 治療内容
- 医師の指示内容
これらは、患者のプライバシーに関わる重要な情報です。
診療放射線技師は、業務上必要な範囲で情報を取り扱うことはできますが、目的外に利用したり、不要な相手に共有したりしてはいけません。
守秘義務は、在職中だけでなく、退職後や診療放射線技師でなくなった後も続きます。
ひっかけポイント
医療機関内であっても、患者情報を自由に共有してよいわけではありません。
診療・検査・会計など、業務上必要な範囲に限定して取り扱います。
情報管理で重要な考え方
患者情報を扱うときは、次の点を意識します。
- 業務上必要な範囲で閲覧する。
- 不要な情報にはアクセスしない。
- 画面や画像を周囲に見える状態で放置しない。
- 患者名や画像情報を院外に漏らさない。
- 家族への説明や情報開示は、本人同意や医療機関の手順に従う。
選択肢の確認
1.正しい。
診療放射線技師の守秘義務は、業務に従事している間だけでなく、診療放射線技師でなくなった後も続きます。
したがって、この選択肢が正答です。
2.誤り。
患者情報は、医療機関内であっても自由に共有してよいわけではありません。
診療や業務に必要な範囲で、必要な関係者に限って共有します。
3.誤り。
診療放射線技師は、検査や治療を適切に行うために、必要な範囲でカルテ情報を閲覧することがあります。
ただし、業務に関係のない閲覧は不適切です。
4.誤り。
個人情報保護の観点から患者情報の取扱いには注意が必要ですが、患者名を画像に載せることが一律に禁止されているわけではありません。
画像と患者を正しく対応させるために、患者識別情報は重要です。
ただし、表示や保存、共有には適切な管理が必要です。
5.誤り。
家族から要請があっても、患者本人の同意や正当な理由がないまま情報開示を行うことは適切ではありません。
医療機関の規程や法令に従って対応する必要があります。
覚えるポイント
- 診療放射線技師には守秘義務がある。
- 守秘義務は、診療放射線技師でなくなった後も続く。
- 患者情報は、医療機関内でも自由に共有してよいわけではない。
- カルテは業務上必要な範囲で閲覧する。
- 家族への情報開示も、本人同意や正当な手続きが必要である。