76AM45|第76回 診療放射線技師国家試験 過去問
DICOM 規格に関係ないのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、DICOM 規格に含まれる用語と、含まれない用語を区別します。
DICOM は、医用画像と関連情報の保存・通信・交換のための規格です。
一方、ICD-10は疾患や死因を分類するための国際疾病分類であり、DICOM 規格そのものの構成要素ではありません。
解説
DICOM〈Digital Imaging and Communications in Medicine〉は、CT、MRI、X 線画像、核医学画像、放射線治療情報などを、医療機器間やシステム間で扱うための標準規格です。
DICOM では、画像データだけでなく、患者情報、検査情報、撮影条件、装置情報、表示条件なども一緒に扱います。
DICOM に関係する代表的な用語には、次のようなものがあります。
- 情報オブジェクト定義〈IOD〉
- サービスクラス仕様
- トランスファーシンタックス
- SOP Class
- コンフォーマンスステートメント
- DICOM タグ
- PACS との通信
コンフォーマンスステートメントは、医療機器やソフトウェアが DICOM のどの機能に対応しているかを記載した文書です。機器接続時に重要です。
一方、ICD-10 は International Statistical Classification of Diseases and Related Health Problems, 10th Revision の略で、疾患名や死因統計の分類に使われます。DICOM の通信規格や画像規格そのものではありません。
ひっかけポイント
ICD-10 も医療情報で使う重要な分類ですが、DICOM の画像通信規格とは目的が違います。
DICOM = 画像と通信、ICD-10 = 疾病分類です。
選択肢の確認
1.正しい。
ICD-10 は国際疾病分類です。疾患や死因の分類に用いられるもので、DICOM 規格の構成要素ではありません。したがって、本問の正答です。
2.誤り。
サービスクラス仕様は、DICOM でどのようなサービスを提供するかを定義する項目です。画像保存、検索、取得、印刷などの機能に関係します。
3.誤り。
情報オブジェクト定義は DICOM の重要な要素です。CT 画像、MR 画像、放射線治療計画など、扱う情報の構造を定義します。
4.誤り。
トランスファーシンタックスは、DICOM データをどのような符号化形式や圧縮形式で転送するかを定めるものです。DICOM に関係します。
5.誤り。
コンフォーマンスステートメントは、装置やソフトウェアが対応する DICOM 機能を記載した文書です。DICOM 接続やシステム連携で重要です。
覚えるポイント
- DICOMは医用画像と関連情報の保存・通信の規格です。
- DICOM には、サービスクラス仕様、IOD、トランスファーシンタックスなどがあります。
- コンフォーマンスステートメントは DICOM 対応機能を示す文書です。
- ICD-10は国際疾病分類です。
- 「画像通信の規格」か「疾患分類」かで区別します。