78PM97|第78回 診療放射線技師国家試験 過去問
放射線安全管理学放射線防護の基本概念放射線被ばくの形態と防護
内部被ばくの防護対策である3 D 2 C の原則で誤っているのはどれか。
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正解: 2
正答
2.時間
問題のポイント
内部被ばくは、放射性物質が体内に入ることで起こる被ばくです。
そのため、内部被ばくの防護では、放射性物質を吸入・摂取・付着させないようにすることが重要です。
この考え方をまとめたものが、3D2Cの原則です。
3D2Cとは
3D2Cは、内部被ばくを防ぐための5つの基本対策です。
- Dilute:希釈
- Disperse:分散
- Decontaminate:除去
- Contain:閉じ込め
- Concentrate:集中化
つまり、放射性物質を薄める、広げて局所的な濃度を下げる、汚染を除去する、容器やフード内に閉じ込める、管理しやすい場所に集中させる、という考え方です。
なぜ「時間」が誤りか
「時間」は、外部被ばく防護の3原則に含まれる考え方です。
外部被ばく防護の3原則は、
- 時間を短くする
- 距離をとる
- 遮へいする
です。
一方、内部被ばく防護の3D2Cには「時間」は含まれません。
したがって、誤っているものは2.時間です。
他の選択肢との区別
1.希釈
3D2Cに含まれます。
放射性物質の濃度を下げ、体内摂取のリスクを下げる考え方です。
2.時間
3D2Cには含まれません。
外部被ばく防護の3原則に含まれるため、本問の正答です。
3.分散
3D2Cに含まれます。
換気などにより、空気中の放射性物質の濃度が局所的に高くならないようにします。
4.集中化
3D2Cに含まれます。
放射性物質を管理しやすい場所に集め、不要な拡散を防ぎます。
5.閉じ込め
3D2Cに含まれます。
容器、ドラフトチャンバー、グローブボックスなどを用いて、放射性物質が外へ出ないようにします。
覚えるポイント
内部被ばく防護は「体内に入れない」ことが基本です。
3D2C:
- 希釈
- 分散
- 除去
- 閉じ込め
- 集中化
外部被ばく防護の3原則:
- 時間
- 距離
- 遮へい
本問では、時間は3D2Cではなく外部被ばく防護の考え方なので、正答は2です。