77PM73第77回 診療放射線技師国家試験 過去問

エックス線撮影技術学X線撮影技術X線CT検査

三次元画像に含まれないのはどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

三次元画像とは、CT や MRI などで得られたボリュームデータを用いて、立体的に構造を表示する画像処理です。

代表的な三次元画像には、次のようなものがあります。

  • 仮想内視鏡
  • 表面表示画像
  • 最大値投影画像
  • ボリュームレンダリング画像

一方、仮想単色 X 線画像は、主に dual energy CT などで得られるエネルギー選択画像であり、三次元表示法そのものではありません。

解説

三次元画像は、複数の断層画像から構成されるボリュームデータを再構成し、臓器、血管、骨、気管支、消化管内腔などを立体的に表示する方法です。

仮想内視鏡は、CT データを用いて、内腔を内視鏡のように観察する画像です。大腸 CT、気管支、血管内腔などの観察に用いられます。

表面表示画像は、ある閾値を設定して表面を抽出し、骨や臓器の表面を立体表示する方法です。

**最大値投影画像〈MIP〉**は、視線方向に沿った最大値を投影する画像で、造影血管や高吸収構造の表示に有用です。立体データをもとに任意方向から投影できるため、三次元画像処理に含まれます。

**ボリュームレンダリング画像〈VR〉**は、ボクセルごとに不透明度や色を設定し、全体の立体感を表現する代表的な三次元表示法です。

一方、仮想単色 X 線画像は、dual energy CT などで複数エネルギー情報から任意の単色 X 線エネルギーに相当する画像を作る方法です。物質弁別、造影効果の強調、ビームハードニング低減などに用いられますが、三次元表示法そのものではありません。

ひっかけポイント
「CT から作る画像」だからすべて三次元画像とは限りません。
仮想単色 X 線画像は、エネルギー情報を利用した画像であり、三次元表示法ではありません。

選択肢の確認

1.誤り。
仮想内視鏡は、CT などの三次元ボリュームデータを用いて内腔を内視鏡のように表示する方法です。三次元画像に含まれます。

2.誤り。
表面表示画像は、閾値処理などにより構造物の表面を抽出して立体表示する方法です。三次元画像に含まれます。

3.誤り。
最大値投影画像は、ボリュームデータから視線方向の最大信号値を投影する画像です。血管表示などに用いられ、三次元画像処理に含まれます。

4.正しい。
仮想単色 X 線画像は、dual energy CT などで作成されるエネルギー選択画像です。三次元表示法そのものではないため、三次元画像に含まれないものとして適切です。

5.誤り。
ボリュームレンダリング画像は、ボリュームデータ全体を用いて立体的に表示する代表的な三次元画像です。

覚えるポイント

  • 仮想内視鏡は三次元画像です。
  • 表面表示画像は三次元画像です。
  • **最大値投影画像〈MIP〉**は三次元画像処理に含まれます。
  • **ボリュームレンダリング画像〈VR〉**は代表的な三次元画像です。
  • 仮想単色 X 線画像は dual energy CT などのエネルギー画像であり、三次元表示法ではありません。

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