115F53|第115回 医師国家試験 過去問
内科系消化器内科食道・胃・十二指腸
74歳の男性。心窩部痛を主訴に来院した。1週前から軽度の心窩部痛があり、症状が増悪するため受診した。上部消化管内視鏡像を別に示す。 病変の部位はどれか。

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正解: c
正解
c 胃角部
解説
この問題は、上部消化管内視鏡での胃の部位同定を問う問題です。
正解は胃角部です。
胃角部とは
胃角部は、胃体部から前庭部へ移る小彎側の屈曲部で、内視鏡ではこの折れ曲がりが重要な目印になります。
胃潰瘍の好発部位としてもよく知られています。
この問題の判断軸
胃の部位は、次のような位置関係で整理すると覚えやすくなります。
- 食道胃接合部:食道から胃へ移る直後の部位
- 胃穹窿部:胃の最上部
- 胃体部大彎:胃の外側に大きく張り出した部位
- 胃角部:小彎側の折れ曲がり
- 胃幽門部:十二指腸へ移る直前
この症例の病変は、その中でも小彎側の屈曲部に一致します。
各選択肢の整理
a 食道胃接合部
誤りです。食道から胃へ入る直後の部位であり、胃角部とは位置が異なります。b 胃穹窿部
誤りです。胃の最上部で、横隔膜の直下に位置します。c 胃角部
正しいです。胃小彎が折れ曲がる特徴的な部位です。d 胃体部大彎
誤りです。胃の外側の大きな弯曲部で、胃角部とは反対側に近い位置です。e 胃幽門部
誤りです。十二指腸に続く遠位部で、胃角部よりさらに肛門側です。
国試でのポイント
画像問題では、病変そのものだけでなく解剖学的ランドマークを覚えているかが問われます。
胃角部=小彎側の屈曲部という対応は頻出なので、部位の位置関係を立体的に整理しておくことが大切です。