115B16|第115回 医師国家試験 過去問
総合診療・救急・ケア緩和ケア・在宅医療終末期ケア・ACP
終末期における意思決定のプロセスについて正しいのはどれか。
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正解: e
正解
e 本人の意思が確認できない場合、家族等による推定意思が尊重される。
解説
終末期の意思決定では、患者本人の意思を最優先に考えます。
しかし、意識障害などで本人の意思確認ができない場合には、家族などから患者の価値観やこれまでの発言をもとにした推定意思を確認し、それを尊重しながら方針を検討します。
各選択肢の検討
a 対象は癌患者である。
誤りです。終末期の意思決定は、癌に限らず、心不全、呼吸不全、神経疾患などでも問題になります。b 意思決定は変化することはない。
誤りです。病状や価値観の変化により、患者の希望は変わりえます。c 積極的安楽死が選択肢の一つとなる。
誤りです。日本では積極的安楽死は認められていません。d 可能な限り生命を維持したいと希望する患者は対象とならない。
誤りです。延命を希望する場合でも、その意思を含めて終末期の意思決定支援の対象になります。e 本人の意思が確認できない場合、家族等による推定意思が尊重される。
正しいです。本人の意思が不明なときの重要な考え方です。
覚えるポイント
終末期医療では、
- まず 本人の意思 を確認する。
- 確認できないときは 推定意思 を参考にする。
- 意思決定は一度で固定せず、繰り返し見直す。
この流れが大切です。