33PM119|第33回 柔道整復師国家試験 過去問
19歳の女性。バレーボールの試合中、ジャンプの着地で膝が「がくっ」となって膝関節の疼痛を自覚した。医科へ搬送され、関節穿刺にて血性の関節液が採取された。考えられるのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、ジャンプ着地時の膝崩れ感と、関節穿刺での血性関節液から、血行のある部位の損傷を考えます。
半月板は中心部ほど血行が乏しく、辺縁部ほど血行があります。そのため、半月板辺縁部損傷では関節内血腫を伴うことがあります。
解説
ジャンプ着地で膝が「がくっ」となった場合、膝関節に回旋力、外反力、剪断力が加わり、半月板や靱帯の損傷を考えます。
関節穿刺で血性関節液が採取されたという情報は重要です。膝関節内に出血がある場合、関節内骨折、ACL損傷、半月板辺縁部損傷などを考えます。
この問題では選択肢の中で、血行のある関節内組織として半月板辺縁部が最も適切です。半月板の辺縁部は血管が分布するため、損傷により血性関節液を生じることがあります。
ひっかけポイント
半月板はすべて血行が乏しいわけではありません。辺縁部は血行があり、損傷で関節内出血を起こすことがあります。
選択肢の確認
1.半月板辺縁部損傷
正しい。
半月板辺縁部には血行があるため、損傷すると血性関節液がみられることがあります。ジャンプ着地時の膝崩れ感と疼痛からも考えられます。
2.膝蓋骨骨折
誤り。
膝蓋骨骨折でも関節内骨折であれば血性関節液を生じることがありますが、設問では直接打撲や膝蓋骨部の著明な腫脹、伸展機構障害が示されていません。
3.外側側副靱帯損傷
誤り。
外側側副靱帯は関節外靱帯です。単独損傷では関節内の血性関節液を生じる代表病変としては扱いにくいです。
4.膝蓋腱断裂
誤り。
膝蓋腱断裂では膝伸展不能や膝蓋骨高位などが重要です。関節穿刺で血性関節液が採取される所見から最も考えやすい選択肢ではありません。
覚えるポイント
- 血性関節液では、関節内骨折、ACL損傷、半月板辺縁部損傷を考えます。
- 半月板は辺縁部に血行があります。
- 半月板中心部は血行が乏しく、治癒しにくい部位です。
- ジャンプ着地時の膝崩れ感では、半月板や靱帯損傷を鑑別します。