34AM28|第34回 柔道整復師国家試験 過去問
柔道整復理論・外傷学軟部組織損傷膝靱帯・半月板
膝関節内側側副靱帯損傷で正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、膝関節内側側副靱帯損傷の発生機序、症状、合併損傷が問われています。外力の方向と合併しやすい損傷を押さえると解けます。
解説
膝の内側側副靱帯(MCL)は、膝の内側で大腿骨と脛骨をつなぎ、外反(膝が外に開く)に対して関節を安定させます。
そのため、膝の外側から内側へ押す外反力が加わると、内側側副靱帯が引き伸ばされて損傷します。コンタクトスポーツなどで外から力を受ける接触型が多いのが特徴です。
内側側副靱帯は、内側半月板や前十字靱帯とつながりが深く、強い外力では同時に損傷することがあります。
鑑別のポイント
損傷後に膝に嵌頓症状(膝がひっかかって完全に伸ばせない、ロッキング)があれば、半月板損傷の合併を強く疑います。
選択肢の確認
1.非接触型損傷が多い。
誤り。
内側側副靱帯損傷は、外から外反力を受ける接触型が多いのが特徴です。非接触型が多いという記述はあてはまりません。
2.膝部に内反力が強制されて生じる。
誤り。
内側側副靱帯は外反力で損傷します。内反力で損傷しやすいのは外側側副靱帯です。力の方向の取り違えに注意します。
3.単独損傷では膝くずれ現象が著明である。
誤り。
膝くずれ(膝が抜けるような不安定感)が著明なのは前十字靱帯損傷です。内側側副靱帯の単独損傷で特に著明になるわけではありません。
4.嵌頓症状があれば半月板損傷の合併を疑う。
正しい。
膝がひっかかって伸ばせない嵌頓症状は半月板由来の所見であり、半月板損傷の合併を疑う根拠になります。
覚えるポイント
- 内側側副靱帯は外反力で損傷し、接触型が多い。
- 膝くずれが著明なのは前十字靱帯損傷。
- **嵌頓症状(ロッキング)**があれば半月板損傷の合併を疑う。
- 内側側副靱帯は半月板・前十字靱帯と合併損傷しやすい。