33AM30|第33回 柔道整復師国家試験 過去問
前十字靱帯損傷で誤っているのはどれか。
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正解: 3
正答
3.競技レベルが低いほど発生のリスクが高くなる。
この問題のポイント
前十字靱帯〈ACL〉損傷は、ジャンプ着地、急停止、方向転換、カッティング動作などで発生しやすい損傷です。
非接触型損傷は女性に多く、急性期には関節血症による腫脹や可動域制限がみられます。
一方、競技レベルが低いほど発生リスクが高くなるとはいえません。
解説
ACL損傷には、相手との接触で起こる接触型損傷と、自分の動作の中で起こる非接触型損傷があります。
非接触型損傷は、ジャンプ着地や方向転換時に、膝外反、下腿回旋、体幹の崩れなどが組み合わさって発生します。女性では骨格、筋力、神経筋制御、ホルモンなど複数の要因により、非接触型ACL損傷が多いとされます。
ACLは関節内靱帯であるため、急性損傷では関節内出血を起こしやすく、膝関節の腫脹、疼痛、可動域制限がみられます。
接触型損傷では、タックルなどで膝に外反力や回旋力が加わり発生することがあります。
競技レベルについては、競技種目、動作頻度、練習量、接触機会、神経筋制御などが関係しますが、単純に「競技レベルが低いほどリスクが高い」とは判断できません。
したがって、誤っているのは競技レベルが低いほど発生のリスクが高くなるです。
選択肢の確認
1.非接触型損傷は女性に好発する。
正しい。
非接触型ACL損傷は女性アスリートに多い傾向があります。
2.急性期には関節血症で可動域が制限される。
正しい。
ACLは関節内靱帯であり、損傷すると関節血症を起こしやすく、腫脹や可動域制限を生じます。
3.競技レベルが低いほど発生のリスクが高くなる。
誤り。
ACL損傷のリスクは競技特性や動作、性差、神経筋制御など複数因子で決まります。競技レベルが低いほど高リスクとはいえません。
4.接触型損傷は膝関節に外反力が作用し発生する。
正しい。
タックルなどにより膝へ外反力や回旋力が加わることでACL損傷が発生することがあります。
覚えるポイント
- ACL損傷はジャンプ着地、方向転換、カッティングで多い。
- 非接触型ACL損傷は女性に多い。
- 急性期は関節血症による腫脹・可動域制限が重要。
- 接触型では外反力や回旋力が関係する。
- 「競技レベルが低いほどリスクが高い」は誤り。