119D077|第119回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
小腸におけるグルコースの吸収に必要なのはどれか。1 つ選べ。
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正解: c
正答
c
この問題のポイント
小腸上皮細胞の管腔側では、グルコースは**Na+依存性グルコース共輸送体〈SGLT1〉**によってNa+とともに取り込まれます。
解説
小腸でのグルコース吸収は、二次性能動輸送を利用します。基底側膜のNa+/K+-ATPaseが細胞内Na+濃度を低く保ち、そのNa+濃度勾配を利用して管腔側のSGLT1がグルコースを細胞内へ共輸送します。
細胞内へ取り込まれたグルコースは、基底側膜のGLUT2を介して血液側へ移動します。
経口補水液は、Na+とグルコースの共輸送を利用して水分吸収を促進する点も関連知識です。
選択肢の確認
a.K+
誤り。
K+はNa+/K+-ATPaseによる勾配維持に関与しますが、管腔側でグルコースと共輸送されるイオンではありません。
b.Cl-
誤り。
Cl-は電気的中性や水分移動に関与しますが、SGLT1が直接共輸送するイオンではありません。
c.Na+
正しい。
Na+はSGLT1を介してグルコースと共輸送され、小腸上皮細胞内への吸収に必要です。
d.Ca2+
誤り。
Ca2+はグルコース共輸送に必要なイオンではありません。
e.HCO3-
誤り。
HCO3-は酸塩基平衡や消化液に関与しますが、グルコース吸収の共輸送イオンではありません。
覚えるポイント
- 小腸のグルコース吸収はSGLT1を用います。
- SGLT1はNa+との共輸送です。
- 基底側のNa+/K+-ATPaseがNa+勾配を維持します。