119C055|第119回 歯科医師国家試験 過去問
基礎歯科医学生理・生化学・薬理
口腔乾燥症の原因となる薬物とその適応疾患の組合せで正しいのはどれか。 2 つ選べ。
2つ選択
解答・解説を見る
正解: a・e
正答
a、e
この問題のポイント
口腔乾燥を起こし得る薬物と適応の正しい組合せは、ニカルジピン塩酸塩―本態性高血圧症とフェキソフェナジン塩酸塩―アレルギー性鼻炎です。
解説
降圧薬や抗ヒスタミン薬、抗コリン薬、向精神薬などは唾液分泌低下や口腔乾燥の原因になります。高齢者では複数薬剤の相加的な影響も大きいため、薬剤名だけでなく適応疾患と服用開始時期を確認します。
自己判断で休薬させず、口腔保湿、飲水、唾液腺マッサージ、齲蝕予防を行い、必要に応じて処方医と連携します。
選択肢の確認
a.ニカルジピン塩酸塩 本態性高血圧症
正しい。
ニカルジピンはCa拮抗薬で本態性高血圧症などに用いられ、口腔乾燥を生じることがあります。
b.アトロピン硫酸塩水和物 2 型糖尿病
誤り。
アトロピンは抗コリン薬で口腔乾燥を起こしますが、2型糖尿病の治療薬ではありません。
c.クロルプロマジン塩酸塩 帯状疱疹
誤り。
クロルプロマジンは抗精神病薬で、帯状疱疹の治療薬ではありません。
d.ジフェンヒドラミン塩酸塩 脂質異常症
誤り。
ジフェンヒドラミンは抗ヒスタミン薬で、脂質異常症の治療には用いません。
e.フェキソフェナジン塩酸塩 アレルギー性鼻炎
正しい。
フェキソフェナジンはアレルギー性鼻炎などに用いる抗ヒスタミン薬で、口腔乾燥を生じることがあります。
覚えるポイント
- 口腔乾燥では降圧薬・抗ヒスタミン薬・抗コリン薬・向精神薬を確認します。
- 薬剤の適応疾患もセットで覚えます。
- 休薬は処方医と連携して判断します。