119C042|第119回 歯科医師国家試験 過去問
基礎歯科医学口腔解剖・組織・発生
唾液腺の腺房細胞に発現するα1 アドレナリン受容体の活性化によって増加する のはどれか。2 つ選べ。
2つ選択
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正解: d・e
正答
d、e
この問題のポイント
α1アドレナリン受容体はGqタンパク質を介してホスホリパーゼCを活性化し、DGとIP3を増加させます。
解説
活性化されたホスホリパーゼCは、膜リン脂質PIP2をジアシルグリセロールとイノシトール1,4,5-三リン酸に分解します。IP3は小胞体からCa2+を放出し、DGはプロテインキナーゼCを活性化します。
唾液腺腺房細胞では細胞内Ca2+上昇が分泌反応に関与します。受容体ごとのGタンパク質とセカンドメッセンジャーを対応させます。
選択肢の確認
a.一酸化窒素〈NO〉
誤り。
一酸化窒素は主にグアニル酸シクラーゼを介してcGMPを増加させます。α1受容体の直接的セカンドメッセンジャーではありません。
b.サイクリックAMP〈cAMP〉
誤り。
cAMPは主にGsまたはGiタンパク質に共役する受容体で変化します。α1受容体はGq共役です。
c.サイクリックGMP〈cGMP〉
誤り。
cGMPはNOやナトリウム利尿ペプチドの情報伝達で増加します。
d.ジアシルグリセロール〈DG〉
正しい。
ホスホリパーゼCによるPIP2分解でジアシルグリセロールが増加します。
e.イノシトール1,4,5-三リン酸〈IP3〉
正しい。
同じ反応でIP3が増加し、小胞体からCa2+を放出させます。
覚えるポイント
- α1受容体はGqです。
- Gq→PLC→IP3+DGと覚えます。
- IP3は細胞内Ca2+を増加させます。