119C041|第119回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯内療法学
7 歳児における上顎乳中切歯外傷の受傷様式と対応の組合せで正しいのはどれ か。1 つ選べ。
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正解: c
正答
c
この問題のポイント
乳歯外傷では後継永久歯への影響を避けることが重要です。亜脱臼で大きな変位がなければ経過観察を基本とします。
解説
亜脱臼は歯の位置変化を伴わず、動揺や歯肉溝からの出血を認める損傷です。咬合障害がなく、動揺が軽度であれば軟食指導、口腔衛生管理、歯髄・歯根吸収の経過観察を行います。
乳歯の完全脱臼では再植によって後継永久歯胚を損傷する危険があるため、再植しません。処置は外傷様式、変位方向、歯根形成、後継歯胚との関係で決めます。
選択肢の確認
a.陥 入 整復固定
誤り。
乳歯の陥入では後継永久歯胚との位置関係を確認し、自然再萌出または抜歯を検討します。整復固定を一律には行いません。
b.振 盪 抜 歯
誤り。
振盪は動揺や位置変化を伴わない歯周組織損傷で、通常は抜歯せず経過観察します。
c.亜脱臼 経過観察
正しい。
亜脱臼で大きな変位や咬合障害がなければ経過観察を行います。
d.完全脱臼 再 植
誤り。
完全脱臼した乳歯は後継永久歯胚を損傷する危険があるため再植しません。
e.歯根破折 歯内治療
誤り。
乳歯の歯根破折では破折位置と動揺を評価し、冠側片の抜去または経過観察を選びます。歯内治療を一律に行いません。
覚えるポイント
- 乳歯完全脱臼では再植しません。
- 亜脱臼は位置変化がなく、軽度なら経過観察します。
- 後継永久歯胚への影響を常に考えます。