119A052|第119回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯内療法学
歯内-歯周疾患の鑑別診断に必要な診査項目はどれか。3 つ選べ。
3つ選択
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正解: c・d・e
正答
c、d、e
この問題のポイント
歯内―歯周疾患の鑑別では、骨吸収形態、プロービング深さ、歯髄生活反応を組み合わせます。
解説
歯内疾患と歯周疾患は、根尖部・側方歯周組織を介して類似した排膿や骨吸収を示すことがあります。鑑別の中心は、歯髄が生活しているか、深いポケットが広範か限局性か、骨吸収が根尖性か辺縁性かを確認することです。
歯内由来では失活歯と根尖から側方へ広がる病変、歯周由来では生活歯と歯槽頂から根尖方向へ進む骨吸収が基本です。複合病変では両方の所見を示します。
選択肢の確認
a.歯の動揺度
鑑別の補助にはなりますが、選択すべき中心項目ではありません。
動揺度は支持組織喪失や急性炎症で増加しますが、歯内由来か歯周由来かを単独で区別できません。
b.瘻孔の有無
鑑別の補助にはなりますが、特異性が低いです。
瘻孔は歯内疾患でも歯周疾患でも生じるため、存在だけでは由来を確定できません。
c.歯槽骨吸収の程度
正しい。
エックス線やCBCTで骨吸収の起点・広がりを確認し、根尖性か辺縁性かを判断します。
d.プロービング深さ
正しい。
全周のプロービング深さと形態を調べ、広範な歯周ポケットか、破折などに伴う限局性深部ポケットかを評価します。
e.歯髄生活反応の有無
正しい。
歯髄生活反応の有無は歯内病変の診断に不可欠で、歯周由来病変との鑑別に重要です。
覚えるポイント
- 歯髄生活反応、プロービング、骨吸収形態をセットで評価します。
- 瘻孔と動揺は非特異的所見です。
- 歯内由来は根尖側、歯周由来は歯槽頂側からの進展を基本に考えます。