119C039|第119回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯科放射線学
治療に用いる放射線で、ブラックピークを形成するのはどれか。2 つ選べ。
2つ選択
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正解: b・d
正答
b、d
この問題のポイント
設問の「ブラックピーク」はBraggピークを指し、陽子線と重粒子線で形成されます。
解説
陽子線や炭素イオン線などの荷電粒子線は、体内を進む間の線量が比較的低く、停止直前にエネルギーを集中的に放出します。この深部線量の鋭いピークがBraggピークです。
腫瘍の深さにピークを合わせることで、腫瘍へ高線量を与えながら、その手前と奥の正常組織線量を抑えられます。複数のピークを重ねて腫瘍全体を覆う拡大Braggピークを作ることもあります。
選択肢の確認
a.電子線
誤り。
電子線は一定深度以降で急速に線量が低下しますが、陽子線のような明瞭なBraggピークは形成しません。
b.陽子線
正しい。
陽子線は停止直前に線量が最大となるBraggピークを形成します。
c.ガンマ線
誤り。
ガンマ線は光子線であり、体表付近から減衰しながら進み、Braggピークを形成しません。
d.重粒子線
正しい。
炭素イオンなどの重粒子線もBraggピークを形成します。
e.エックス線
誤り。
エックス線は光子線であり、Braggピークを形成しません。
覚えるポイント
- 陽子線・重粒子線はBraggピークを形成します。
- ピークを腫瘍深部へ合わせて正常組織を保護します。
- エックス線・ガンマ線は光子線です。