119B054第119回 歯科医師国家試験 過去問

歯科医学総合総合問題

上顎右側前歯部のレベリング時の口腔内写真(別冊No. 17)を別に示す。 矢印の間のアーチワイヤーに付加するのはどれか。1 つ選べ。

119B054の問題画像
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正解: c

正答

c

この問題のポイント

歯列内にスペースを作るときは、ブラケット間で圧縮された オープンコイルスプリングの復元力を利用します。

解説

オープンコイルスプリングはコイル間に間隙があり、アーチワイヤー上で圧縮すると両側の歯を離す方向へ力が作用します。埋伏歯や転位歯の萌出スペース確保、狭い空隙の拡大などに用います。

閉鎖用のエラスティックチェーンやクローズドコイルスプリングは、一般に歯を近づけて空隙を閉じる方向に働きます。

画像の確認

実画像では上顎右側前歯部の二つのブラケット間に萌出・排列のための空隙が不足しており、矢印がその区間を示している。アーチワイヤー上にオープンコイルスプリングを入れて押し広げ、必要な空隙を持続的に確保する。

選択肢の確認

a.エラスティックスレッド
誤り。
エラスティックスレッドは結紮や牽引、空隙閉鎖などに用い、歯間を広げる代表材料ではありません。

b.エラスティックチェーン
誤り。
エラスティックチェーンは連続した弾性体で、主に空隙閉鎖や歯の牽引に用います。

c.オープンコイルスプリング
正しい。
オープンコイルスプリングは圧縮後の復元力で歯を離開させ、スペースを確保します。

d.エラスティックセパレーター
誤り。
エラスティックセパレーターはバンド装着前に隣接歯間を一時的に離開させますが、アーチワイヤー上の矢印間に付加する材料ではありません。

e.クローズドコイルスプリング
誤り。
クローズドコイルスプリングは伸長して用い、一般に歯を近づける牽引や空隙閉鎖に使います。

覚えるポイント

  • スペース獲得はオープンコイルスプリングです。
  • 空隙閉鎖はエラスティックチェーンやクローズドコイルを用います。
  • 圧縮か伸長かで力の方向を判断します。

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