119B052|第119回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯科放射線学
上顎急速拡大装置の効果判定に用いられるのはどれか。2 つ選べ。
2つ選択
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正解: b・d
正答
b、d
この問題のポイント
上顎急速拡大装置の効果は、正中口蓋縫合の離開を確認できる 咬合法エックス線画像と、三次元的評価が可能な 歯科用コーンビームCTで判定できます。
解説
急速拡大では、上顎歯列の拡大だけでなく正中口蓋縫合を開大させる骨格的効果を目指します。咬合法画像では正中部の縫合離開を比較的簡便に確認できます。CBCTでは縫合の開大、歯槽骨、歯根、頰側骨板などを三次元的に評価できます。
被ばくを伴う検査は正当化し、必要な範囲と撮影条件に最適化します。
選択肢の確認
a.MRI
誤り。
MRIは軟組織評価に優れますが、正中口蓋縫合の骨性開大を日常的に判定する第一選択ではありません。
b.咬合法エックス線画像
正しい。
咬合法エックス線画像では正中口蓋縫合部を広く描出し、離開の有無を評価できます。
c.咬翼法エックス線画像
誤り。
咬翼法は臼歯部隣接面齲蝕や歯槽頂の評価に適し、正中口蓋縫合の開大評価には適しません。
d.歯科用コーンビームCT
正しい。
歯科用コーンビームCTは縫合開大と周囲骨・歯根の変化を三次元的に評価できます。
e.側面頭部エックス線規格写真
誤り。
側面頭部エックス線規格写真は矢状面の骨格評価に用いますが、横方向の正中口蓋縫合離開を直接評価しにくい検査です。
覚えるポイント
- 咬合法画像で正中口蓋縫合を確認します。
- CBCTでは三次元的な骨格・歯槽性変化を評価できます。
- 急速拡大では骨格的拡大と歯性傾斜を区別します。