118C005|第118回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
医療面接における患者の回答で、解釈モデルの理解に役立つのはどれか。 1 つ選べ。
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正解: d
正答
d
この問題のポイント
解釈モデルとは、患者自身が病気の原因、経過、重症度、望む治療をどのように理解しているかという認識の枠組みです。
解説
医療面接では、症状を事実として聞くだけでなく、患者が「なぜこうなったと思うか」「何を心配しているか」「治療に何を期待しているか」を確認します。
「多忙で治療を中断したため痛くなったと思います」という回答は、患者が痛みの原因をどのように考えているかを直接示しており、原因に関する解釈モデルの理解に役立ちます。
医療面接のポイント
疾患の客観的情報と患者の解釈モデルが異なる場合でも、まず否定せずに理由を聞き、共通理解を作って治療方針を共有します。
選択肢の確認
a.「痛い歯を避けて歯みがきをしています」
誤り。この回答は痛みを避けるためのセルフケア行動を示しますが、病気の原因についての患者の考えを直接示していません。
b.「熱い食べ物を口にすると痛みが強くなります」
誤り。この回答は温熱刺激による症状増悪という現象を示し、歯髄診断には役立ちますが、患者の解釈モデルそのものではありません。
c.「1 週前から徐々に痛みが強くなってきました」
誤り。この回答は発症時期と経過を示す現病歴であり、患者が原因をどう考えているかまでは分かりません。
d.「多忙で治療を中断したため痛くなったと思います」
正しい。治療中断が痛みの原因だという患者自身の説明であり、原因に関する解釈モデルを把握できます。
e.「これまでに歯の治療で気分が悪くなったことはありません」
誤り。この回答は過去の歯科治療時の偶発症や不安の有無を確認する情報であり、現在の病気に対する解釈モデルとは異なります。
覚えるポイント
- 解釈モデルは患者自身の病気観です。
- 原因、予後、心配、期待を開かれた質問で確認します。
- 患者の考えを否定せず、医学的説明との共通理解を作ります。