118C004第118回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床小児歯科学

幼児の仕上げ磨きに適したブラッシング法はどれか。1 つ選べ。

解答・解説を見る

正解: d

正答

d

この問題のポイント

幼児の仕上げ磨きでは、保護者が歯面を確認しながら、小刻みに動かして確実にプラークを除去できる方法を選びます。

解説

スクラッビング法は、歯ブラシの毛先を歯面にほぼ直角に当て、前後に小さく動かす方法です。操作が単純で、保護者が幼児の歯面を一歯ずつ確認しながら仕上げ磨きを行うのに適しています。

幼児では臼歯の咬合面、歯頸部、隣接面、萌出途中の歯にプラークが残りやすいため、頭部を安定させ、明るい場所で短時間に丁寧に磨きます。

小児歯科でのポイント
幼児本人の練習には年齢に応じた方法を用いますが、仕上げ磨きでは保護者が操作しやすく、毛先を狙った部位に当てやすい方法が優先されます。

選択肢の確認

a.バス法
誤り。バス法は毛先を歯肉溝方向へ約45度に向けて微振動させる方法で、主に歯周病患者の歯肉溝清掃に用います。幼児の仕上げ磨きの第一選択ではありません。

b.フォーンズ法
誤り。フォーンズ法は上下歯を咬み合わせて大きな円を描く方法で、小児本人が覚えやすい一方、保護者による精密な仕上げ磨きにはスクラッビング法が適します。

c.ローリング法
誤り。ローリング法は歯肉から歯冠方向へ回転させる方法で、毛先を細かな部位へ確実に当てる仕上げ磨きには向きにくい方法です。

d.スクラッビング法
正しい。スクラッビング法は毛先を歯面に直角に当てて小刻みに動かすため、幼児の仕上げ磨きに適します。

e.スティルマン改良法
誤り。スティルマン改良法は歯肉マッサージと歯面清掃を目的にした方法で、幼児の仕上げ磨きの標準的な方法ではありません。

覚えるポイント

  • 仕上げ磨きにはスクラッビング法が適します。
  • 毛先を歯面に直角に当て、小刻みに動かします。
  • 臼歯咬合面、歯頸部、隣接面、萌出途中の歯を重点的に確認します。

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