118B006|第118回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
咬頭干渉が検出できるのはどれか。1 つ選べ。
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正解: c
正答
c
この問題のポイント
咬頭干渉は、咬合接触を各歯ごとに評価できる検査で確認します。引き抜き試験では薄い試験片の保持抵抗を調べます。
解説
引き抜き試験では、薄い咬合検査用試験片を上下顎歯列間に介在させ、咬頭嵌合位や偏心位で咬合させます。その後、各部位から試験片を引き抜き、抵抗の有無や強さから咬合接触を評価します。
偏心運動時に特定の歯で強い保持がみられれば、望ましくない咬頭干渉を疑う手掛かりになります。
臨床でのイメージ
咬合紙の印記だけでなく、薄い試験片が抜けるかどうかを確認すると、接触の有無を歯ごとに評価できます。
選択肢の確認
a.嚥下機能検査
誤り。
嚥下機能検査は口腔期、咽頭期、食道期の嚥下機能や誤嚥を評価するもので、咬頭干渉の検出を目的としません。
b.構音機能検査
誤り。
構音機能検査は発音時の舌、口唇、口蓋などの機能を評価します。咬合接触の干渉を直接検出する検査ではありません。
c.引き抜き試験
正しい。
引き抜き試験は薄い試験片を用いて咬合接触の有無や強さを評価し、偏心運動時の咬頭干渉の検出に利用できます。
d.歯間離開度検査
誤り。
歯間離開度検査は歯間部の接触状態や離開の程度を調べる検査であり、上下顎歯間の咬頭干渉をみるものではありません。
e.ゴシックアーチ描記法
誤り。
ゴシックアーチ描記法は水平的な下顎運動路や中心位付近の顎位を記録する方法です。個々の咬頭干渉を直接検出する検査ではありません。
覚えるポイント
- 引き抜き試験は咬合接触の有無と強さを評価します。
- 咬頭嵌合位だけでなく偏心位でも確認します。
- ゴシックアーチ描記法は下顎運動路の記録です。