118B007第118回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床小児歯科学

口腔内写真(別冊No. 1)を別に示す。 この歯列弓形態の原因となるのはどれか。1 つ選べ。

118B007の問題画像
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正解: e

正答

e

この問題のポイント

乳歯の早期脱落は、隣在歯の移動によって歯列弓長を減少させ、後継永久歯の萌出空隙不足や歯列弓形態の乱れを起こします。

解説

乳歯には、咀嚼や発音だけでなく、後継永久歯の萌出空隙を保持する役割があります。乳歯が早期に失われると、後方歯の近心移動や前方歯の遠心移動、対合歯の挺出などが生じ、歯列弓の左右差や局所的な狭窄につながります。

画像の確認

実画像では、下顎歯列の左右臼歯部で歯の近心移動と歯列弓長の短縮がみられる。乳臼歯を早期に失って後方歯が移動した形態に合い、正答eを支える。

選択肢の確認

a.過剰歯
誤り。
過剰歯は萌出障害、正中離開、局所的な歯の位置異常の原因になりますが、設問の歯列弓形態の原因として選択されていません。

b.口呼吸
誤り。
口呼吸では上顎歯列弓の狭窄、高口蓋、前歯部開咬などを伴うことがありますが、本問の原因ではありません。

c.低位舌
誤り。
低位舌は舌圧と頰圧の均衡を変化させ、歯列弓幅径や咬合に影響しますが、本問で示された歯列弓形態の原因ではありません。

d.舌突出癖
誤り。
舌突出癖は前歯部開咬や前歯の唇側傾斜などと関連しますが、本問の歯列弓形態を説明する原因ではありません。

e.乳歯早期脱落
正しい。
乳歯早期脱落により保隙機能が失われ、隣在歯が移動して歯列弓形態が変化します。

覚えるポイント

  • 乳歯は後継永久歯の萌出空隙を保持します。
  • 早期脱落では隣在歯の移動と歯列弓長減少が起こります。
  • 欠損時は保隙の必要性を評価します。

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